ポジティBlog

吹奏楽部入門!楽器の練習方法やメンタルから人間関係向上方法など。私の経験も含めてのブログです!

トロンボーンの歴史と種類【これだけ知れば大丈夫】

みなさん、トロンボーンという楽器をご存知ですか?

 

「トロンボーンを吹いていているけど歴史や知識はまだよくわかないな~。」

 

こういう人は、この記事を読んでもらえると「私はトロンボーン吹きです!」

と堂々と言えるようになります。

 

ぜひ自分の知識にしてくださいね!

 

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本記事のテーマ

 

「トロンボーンの歴史と種類」

 

 

 

 

 

 

 

 

【トロンボーンの特徴】

 

トロンボーンの大きな特徴は、スライドで音を変えることです。スライドの長さを調整して音の高さを変化させていきます。例えばスライドを伸ばすと音は低くなり、短くすると音は高くなります。

そして、スライドにはポジションがおおまかにあり、7つのポジションに分かれています。ただ、スライドには目印などはなく奏者の感覚で耳を使い音程を作っていきます。

 

トロンボーンのもう一つの魅力は、オーケストラ・吹奏楽・マーチング・ブラスバンド・アンサンブル・ソロ・ジャズなど様々なジャンルで使われています。

 

また、トロンボーンの音は「楽器の中で一番、人の声に近い」と言われていたり、管楽器の中では「一番大きな音量がでる。トロンボーンセクションだけでオーケストラの音をかき消すことができる。」とまで言われています。

 

 

 

 

【トロンボーンの歴史】

 

トロンボーンは、15世紀ごろに作られました。

当時、トロンボーンはサックバットと呼ばていました。サックバットの音はスライドで微妙な音程調整ができるため、教会などでの宗教音楽で使われていました。

 ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」で初めてトロンボーンが使われるようになりました。

 

そしてトロンボーンは現在スライドですが、第一次世界大戦の時代ではバルブトロンボーンが使われるようにりました。そして色々改良され今の形となりました。

トロンボーンという名前は、イタリア語でトロンバと言われていましたが「Tromba(トロンバ)」に「one」が加わって「Trombone(トロンボーン)」という名前になりました。

ちなみにフランス語ではサクブット、英語ではサックバットドイツ語だとポザウネ、中国語だとチャンハオと言われています。

 

 

【トロンボーンの種類】

 

トロンボーンには、たくさんの種類があります。それぞれの楽器の紹介をしたいと思います。

 

ピッコロトロンボーン

 

テナートロンボーンより2オクターブ高い音を出します。

トランペットより1オクターブ高い音です。見た目は、え?オモチャ?っていうくらいコンパクトで可愛い楽器です。(吹いたことはないですが・・・)

 

ソプラノトロンボーン

 

テナートロンボーンより1オクターブ高い楽器です。トランペットと同じ音域になります。テナートロンボーンと同じB♭管になります。1度吹きましたが、とにかく可愛い音がして楽しかったです。ただ、難しかったです。

 

 

アルトトロンボーン

 

この楽器は、テナートロンボーンより、少し小さくES管になります。

オーケストラやアンサンブル、ソロなどで活躍します。もちろんテナートロンボーンほどは活躍していませんが使われることが多いです。

私の大学では3回生から練習する人が多かったと思います。私は、ベートーヴェンの交響曲第九番やブラームスの交響曲第1番、アンサンブルなどで演奏しました。

ES管ということもあり慣れるまでは大変ですが、楽しい楽器です。

 

 

テナートロンボーン

 

トロンボーンの基本形になりB♭管になります。この楽器のつくりは、非常にシンプルで音を変えるのはスライドのみ、補助管が何もついていません。日本では、オーケストラ、吹奏楽、ジャズなど様々なジャンルで使われています。

 

テナーバストロンボーン

 

この楽器が、現在様々なジャンルでもよく使われていてメジャーになっています。

基本形のB♭管テナートロンボーンにF管が着けられています。そしてロータリー式やバルブ式などがります。

スライドでいうと、遠いポジションが届かなくてもF管を使うことにより演奏しやすくなるので、中高生ではほとんどの方が使っています。

 

 

バストロンボーン

 

テナーバストロンボーンより少し大きくなり、基本はB♭管、補助管はF管、GS管、D管が着けられています。トロンボーンを吹いている人なら、一度はあこがれる楽器で主にトロンボーンパートと低音楽器パートの両方の役割を持つ楽器です。

一般的にオーケストラや吹奏楽では、楽団に1名しかいないので貴重な楽器です。

 

 

コントラバストロンボーン

 

トロンボーンの4度下のF管。ロータリーはE♭管B♭管が主流になります。
テナートロンボーン奏者がアルトトロンボーンに持ち替えるように、バストロンボーン奏者はコントラバストロンボーンを持ち替えることがあります。ただ、日本でもめったにみかけることはありません。

私が28年間のトロンボーン人生の中で見たことがあるのは、学生時代にレッスンしていただいた先生が、1度だけブラームスの交響曲1番で使われていました。

他に持ち替えで使われる曲は、ドヴォルザークの交響曲9番「新世界」やワーグナー作曲ニーベルングの指環、R.シュトラウスの作品アルプス交響曲などで使われることがあります。

 

 

【トロンボーンの記譜法】

 

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 トロンボーンの楽譜の基本は、上の楽譜の3つになります。

上から、ヘ音譜表、アルト譜表、テノール譜表になります。

読み方などは、詳しくまた別の記事で説明していきます。

 

 

 

【最後に】

 

どうでしたか?皆さんが知らなかったなーっていうことはありましたか?

楽器を演奏するうえで、知らないより知っていて損はないです。

今後、誰かにトロンボーンを教える時に知識があることで説得力も増えます。

これからの音楽人生に活かせてもらえると嬉しいです。

 

 

今後、吹奏楽で使われるすべての楽器を紹介していきます。

最後まで読んでくださりありがとうございました!