ポジティBlog

吹奏楽部入門!楽器の練習方法やメンタルから人間関係向上方法など。私の経験も含めてのブログです!

吹奏楽初心者が「新しい楽譜」をもらったらやること5選【効率UPです】

こんにちは!ポジティブ先生です。

吹奏楽部に入部して、どのくらいたちましたか?
まだ数カ月の方もおられると思います。

初心者の方は、楽譜をもらっても読むだけで大変ですよね。

今回は、初心者の方が効率よく練習するために、新しい楽譜をもらったら最初に何をするかを紹介します。

この記事を読み終えて実行すると、確実に練習効率はUPします。
ぜひ、最後まで読んでくださいね。

最初に、私の自己紹介を貼っておきます。

 

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 それでは、本題です。

「吹奏楽初心者が『新しい楽譜』をもらったらやること」

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【新しい楽譜】


新しい楽譜をもらったら、嬉しいですよね!
そして、このように感じませんか?

新しい楽譜
  • 「メロディーあるかな?」
  • 「難しくないかな?」
  • 「このリズム意味わからないな」

メロディーの書かれている場所がわかると、そればかり練習してしまって、苦手な個所は先輩にまかせる。(これは、私がそうでした)

また女の子なら、自分の好きなキャラクターの絵を楽譜に書いたりしていませんか?

もちろん、そのようにすることは悪いことではありません。
楽譜を好きになり、大切に扱うことは凄く大切なことです。

そして、新しい楽譜もをらって喜べる人は、練習の仕方次第でもっとうまくなれます。

 

【練習方法5選】

それでは練習方法5選を順番に紹介します。これは初心者の時だけではなく、この先ずっと役に立つ練習方法になるので覚えておいてくださいね!

1家でやること

  • ①音楽用語を調べる
  • ②デモ音源を聴く
  • ③歌ってみよう

楽譜は、可能なら毎日持って帰ることが望ましいですが、もらった日だけでも必ず持って帰りましょう。

①まず最初は、楽譜にでてくるわからない「音楽用語」を調べてみましょう。そして調べるだけでは忘れてしまうので楽譜に書き込んでくださいね。

②それができたら、楽譜を見ながら「デモ音源」をYouTubeやCDなどで聴いてみよう。
それだけで、曲のイメージをつかむことができたり、自分のパートの音を集中して聴くことになるので耳もよくなります。

③最後に、音源をかけたままでもいいので自分のパートを歌ってみよう。
可能なら、簡単な個所だけでも指を動かしてみよう。自分の楽譜の理解が深まります。

この3つを、家でするかしないかで、今後の練習効率は変わってきます。
(周りの人が、楽譜を家に持って帰っていなかったらチャンスです!周りの人より上手くなれますよ!)

 

2初見で吹いてみる

楽譜をもらって、学校ですぐ練習できる場合は、この2番からやってくださいね。

初見というのは、「初めて見ること」という意味です。
楽譜を初めて見て、どれだけ吹けるか挑戦してみましょう。ただ、次の3点は必ずチェックしてから吹いてみてくださいね!

チェック
  • ①拍子の確認
  • ②調号・臨時記号の確認
  • ③テンポの確認

①最初に、拍子(何分の何拍子)を確認しましょう。
曲の途中で、拍子が変わっていないか確認をしておかないと、急に拍子が変わると混乱します。

②次に調号(楽譜の最初に書いてある♯や♭)の数と、曲の途中での臨時記号の場所を確認して頭に叩き込みましょう。

③最後はテンポ(曲の速さ)の確認をしてください。ただ、初見で吹くときは、やりやすいテンポでいいですよ。

ここまで確認できたら、最初から吹けるところまで練習なしで吹いてみましょう。
そして初見で吹けるような箇所は、吹けない箇所ができてから練習すればいいので、どこの箇所が吹けたか覚えておきましょう。

 

3ゆっくりテヌートで

テンポは楽譜指定の倍くらいで、ゆっくりなテンポで音量は吹きやすい音量、そして全てテヌートで練習してみましょう。

曲の最初から最後まで基礎練習でロングトーンをしているときの意識で、「息の流れ」を感じながら、無理に力んだりしないように練習しましょう。

この時の注意として、曲を吹いているイメージじゃなく、基礎練習のイメージです。多少リズムが崩れてもいいので、とにかく「息の流れ」を意識して、響きのある音でゆっくり吹いてください。

これが楽にできるようになると、楽譜のアーティキュレーション(アクセント・スタッカートなど)でテンポを速くして吹いても、良い音、良い奏法で吹くことができるようになります。

 

4難しいリズム

曲によって違いますが、もし難しく理解のできないリズムがあれば1拍ずつ、分解して考えてみましょう。

その時のコツは、まずタイがついていても、ないものとして考えてみてください。
じっくり、自分で手拍子をしながら1拍ずつリズムがつかめるようになると、後はつなげるだけです。
1つのフレーズをまとめて見ないようにしましょう。それだけで「難しい」と感じてしまいます。

それでもわからないリズムがある場合は、デモ音源を聞いたり、先輩に吹いてもらって覚えましょう。

 

5難しい箇所

最後に、一番大切な方法です。

どうしても初心者の方に多いのが、吹ける箇所や好きな箇所は、吹いていて楽しいのでたくさん練習してしまいます。
そして、苦手な箇所の練習量が少なくなってしまいます。

実は、これが上手になる人と、ならない人との大きな差になります。

難しい箇所
  • ①楽譜にチェックを入れる
  • ②覚える
  • ③繰り返し練習

まず楽譜の難しい箇所を〇でも何でもいいので、目立つようにチェックを入れておきましょう。

そして、その箇所の音を覚えてしまいましょう。
後は何度も何度も練習です。また、基礎練習に分解して取り入れてもいいですよ。

練習方法は、下の記事に書いています。参考までに貼っておきます。

 

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【最後に】

新しい楽譜をもらったら、何をすればいいか伝わりましたか?

実は、このようなことを理解して練習するのと、しないのとでは楽器の成長に大きな差が出てきます。

ぜひ新しい楽譜をもらったらやってみてくださいね。

最後に、曲によって「好きな曲」「嫌いな曲」があると思います。
もちろん、嫌いな曲を好きになることは簡単なことではありません。
しかし、今後の楽器人生の中で1つ1つの楽譜を「好き・嫌い」で分けて考えてしまうことは、もったいないことです。

楽器の練習では、「嫌い」「苦手」という意識は上達の妨げになります。

ポジティブにとらえて、これからの練習頑張ってくださいね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

部活動での挨拶や返事は大きな声で!【できなければ人生損します】

疑問
  • 「強い部活って大きな声で挨拶しているけど必要なの?」
  • 「挨拶や返事ってはずかしくてできない」
  • 「中身のない挨拶って意味あるの?」

こんにちは!ポジティブ先生です。
中高生の皆さん、大きな声で挨拶や返事をしている部活動を見てどう感じますか?

「凄いな~」「強そう」「真似したいな」

逆に「意味あるの?」「調子乗ってる」「ださい」

など、思われる方もいるかもしれません。
今、このように思っていても大丈夫です。

あなたが、この記事を読もうとしている理由は、挨拶について「なぜ必要なのか」を知りたくて読まれていると思います。

この記事を読み終えると冒頭に書いた「挨拶・返事」をなぜ大切なのか理解でき、今からでもすぐに挑戦したいという気持ちになります。

 部活動での「挨拶・返事」は、あなたのこれからの人生を左右します。

 

それでは本題です。

「部活動での挨拶や返事は大きな声で!」

 

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 【挨拶・返事ができるようになると】



メリット
  • 1人間関係が良くなる
  • 2前向きになる
  • 3士気が高まる
  • 4団結力が増す
  • 5演奏に直結する
  • 6たくさんの人から応援してもらえる

1人間関係が良くなる

これは言うまでもないですが、学校生活であなたに「おはよう」「こんにちは」などと声をかけてくれる人に対してどんな気持ちになりますか。

気分が悪くなる人はいないですよね。
人は、挨拶をしてもらえると「自分の存在を大切にしてくれているんだ」と感じることができ、嬉しくなります。そして仲間意識が芽生え、人間関係が良くなっていきます。

逆に、挨拶がなければ「自分のことをどう思っているのだろう」と感じてしまい、あなたは警戒心を抱いてしまいます。そうなると、仲良くなるのは難しいですよね。

 

 

2前向きになる

しんどくても、大きな声で挨拶や返事をすると前向きになります。
例えば、部活動での朝練習の時、無言じゃなくても小さな声で挨拶をして練習が始まったらどうでしょうか。

「眠たい中、登校して練習」

やる気が出るわけがないですよね。

部員みんなで大きな声で挨拶ができると、眠さも吹き飛び「頑張ろう!」という切り替えができるようになります。
部活動で強豪校が、挨拶・返事を徹底する理由のひとつはここにあります。
大きな声で挨拶すると、練習の中身も変わってきます。

 

3士気が高まる

例えば、吹奏楽部で合奏をしているときに、顧問の先生から「ここは、もっと音程を合わせて」と指示が出た時をイメージしてください。

もし、無言で合奏が進むとどうでしょうか。
ただでさえ注意されてつらいのに、返事ができなかったら落ち込むだけですよね。もちろん、先生も理解してくれているのかわからず不安になります。

この時に、「はい!」と気持ちよく言えたらどうでしょうか?
全然違いますよね。あなたも、先生も、周りの部員も気持ちよく合奏ができます。
(もちろん、意味わからないのに、なんでも「はい!」はダメですよ)

 

4団結力が増す

全員で「おはようございます!」「お願いします!」など、大きな声で挨拶ができると、その声が響き渡って一体感を感じることができ団結力が増します。

団結力のある部活動では、それが伝統となり、さらに団結力のある部活となっていきます。

 

5演奏に直結する

大きな声で「はい!」と返事をすることで、お腹から声を出すクセがつきます。
演奏でいうと、音の出だしがハッキリ吹けるようになったり合奏では、タテが揃うようになりいいことばかりです。
その返事が、もし弱々しい「はい」しか言われないのであれば、楽器でハッキリ演奏することは困難ですよね。また、合奏で返事が揃わないのに、音が揃うはずありません。残念ですが、挨拶・返事ができないのに楽器が上手くなるはずありません

 

6たくさんの人から応援してもらえる

人は、1人では成長できません。たくさんの方からの支えが合って成長できます。
これは、部活動でも同じです。挨拶のできる部活動は、地域の方から「挨拶が素晴らしいですね。頑張ってくださいね」など、応援のお言葉もいただけるようになります。

今までは、近所から「うるさいです」など苦情があったりしていても、挨拶ができるようになると、「多少の音量は仕方ない。頑張っているから応援しよう。」となってくれます。

 

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 【できない原因と、できるようになるコツ】

 

出来ない原因
  • 「恥ずかしい」
  • 「タイミングがわからない」
  • 「調子乗っていると思われそう」

原因はいろいろありますが、中高生の人に多いのが、このような理由で挨拶ができなくて困っていると思います。

自分の周りの友達や部員が挨拶していないのに自分だけするのは恥ずかしいですよね。
また、いざ挨拶しようと思っても、タイミングがわからず結局できない。
もしかすると、友達も同じことを思っているかもしれませんね。

学校で挨拶のできている生徒を探してみてください。そして、どのような気持ちで挨拶しているか想像してみてください

とにかく、「挨拶・返事」をするのは、最初は勇気が必要になります。
しかし、それが習慣化されて、あなた自身が「挨拶・返事」の魅力に気づくことができたら、これからの人生「挨拶・返事」について悩むことなく生活できるようになります。

ポイント

とにかく、勇気をもって挨拶を自分からすることです。人が挨拶してくれたら返そうという気持ちを捨てましょう。 そして、他の人の目は気にしないことです。他の人のせいで自分が正しいと思うことができないのは勿体ないです。自分に自信をもって堂々としましょう。 

【最後に】

「挨拶・返事」の大切さは伝わりましたか。
これは、社会人になると誰からも教わることができません。

しかし、大人になってもできない人がいるのが現状です。
挨拶のできない人は、人間関係を上手く築くこともできず「社会でない人間」になってしまいます。

そして、そういう人に限って、「大人になったらやるから大丈夫」など考えてしまい、挨拶のできない人間になっていきます。

 

しかし、この記事をここまで読んで理解できたあなたは大丈夫です!
明日から、学校に行くとき近所の方や友達、先生に堂々と挨拶をしてください!

「挨拶・返事」はやらされるものではありません。大切なのは「心」です。

もし、部活動で周りの人ができていなくても、率先して「挨拶・返事」をしてみてください。

「挨拶・返事」でこれからの人生、楽しくしていきましょう。

 

吹奏楽部の楽器はどうやって決めるの?【新入部員の方必見です】

疑問
  • 吹奏楽部に入部すると、好きな楽器選べるのかな?
  • 友達と同じ楽器ってできるのかな?
  • どんな楽器があるんだろう?

こんにちは、ポジティブ先生です。

新入生の皆さん、今年度はコロナの影響で入部が遅れていますが、そろそろ入部の時期になってきましたね。

ただ、今年度の全日本吹奏楽コンクールは中止。今のところ地域によっては楽器がまだ吹けない、または部活動の再開はできない地域もあります。

1日も早く、通常通りの学校が再開して部活動も開始してほしいですね。

それでは、今回は吹奏楽部に入部しようと考えられている新入生の方に、冒頭に書いた疑問を解決します。



「好きな楽器を選べるのか?」という疑問だけ先に結論を言っておきます。

答えは「微妙」なんです。

 「え!?好きな楽器できないなら入部やめよ」って思わないでください。
最後には、好きな楽器ができる秘密の方法をお教えしますね!

今から紹介することは、学校によって多少違うところもあるので「このような感じなんだ」と思ってもらえると嬉しいです。 

 

 

それでは、本題です。

「吹奏楽部の楽器はどうやって決めるの?」

 

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 【仮入部】

 

それでは「仮入部」の紹介をします。

中学校でも高校でも、たくさん部活動がありますよね。そして、どの部活動に入るか悩んでいる人もいます。

この仮入部期間に、いろいろな部活動を見学して3年間やってみたい部を決めることになります。(仮入部期間は、学校によりますが2週間~1月ほど)

 

「吹奏楽部」の仮入部では、どのようなことをするのか説明します。

吹奏楽部の仮入部
  • 全ての楽器を吹いていく
  • 先輩と会話する
  • 活動内容の説明を受ける

このようなことを、仮入部期間に経験することになります。

全ての楽器を吹いていくことになりますが、もしやりたい楽器が決まっていても、どんどん積極的に吹いていきましょう。

この時に、たくさんのパートの先輩と話をすることもでき仲良くなれたり、楽器の特徴や吹き方も知れることになります。

この時に先輩や顧問の先生は「あなたが、どの楽器に向いているか」を見てくれています。

 部活動の内容(活動時間・曜日)など、疑問に思たことは聞き忘れないようにしましょう。

活動内容など、参考に貼っておきます。

 

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【本入部】

 

それでは、入部届を提出してからの話をします。
入部して最初にすることが、「楽器決め」になります。

冒頭に、やりたい楽器ができるかは「微妙です」と書きましたが、なぜなのか説明しますね。

吹奏楽は、編成というものがあります。
例えば、部員数50名の場合、クラリネットは9人、トランペットは5人など、全体のバランスの都合で、だいたい人数は決まっています。

もし、あなたがクラリネットを希望する場合、2・3年生がクラリネットを何人やっているか、そして新入生のクラリネット希望者が何人いるかが問題になってきます。

この場合、両方の人数を足して9人以内なら、希望のクラリネットに決まります。
ただ、人数オーバーすると「微妙」になってしまいます。

あともう一つが、学校が貸し出せる「楽器の数」も問題になります。
自分で購入する場合は別ですが、楽器がなければ希望の楽器はできないですよね。

それでは、どのように決めるか説明します。

決め方
  • ①やりたい楽器の第3希望くらいまでを紙に書く
  • ②人数オーバーの場合は簡単なオーディション
  • ③先輩や先生が相談をして決定する

この順番で決めることになります。

やりたい楽器の希望は、学校によって第3希望ぐらいまで聞かれると思います。
仮入部の時に、いろいろな楽器を吹いておくことが大切です。

そして簡単なオーディション。
「え!?」って思われた方、大丈夫ですよ。ただ楽器に息を入れるだけです。


そして先輩や先生が、あなたの吹いているときの姿、アンブシュア(口の形)などを見て決められます。

第1希望の楽器になれたら嬉しいと思いますが、なれなかったら悲しいですよね。

もし希望の楽器じゃなくても、それぞれの楽器にはたくさんの魅力があり、練習しているうちに必ず好きになります。

どうしても好きになれるのか不安なら、先輩たちに聞いてみてください。
みんな自分の楽器が「好き」と言いますよ。

「そんなこと言ってもな~」と思われた方、1カ月だけ練習してみてください。
必ず気持ちは変わっています。

 

【楽器の紹介】

吹奏楽で使われる楽器の魅力を紹介します。
どのような楽器があるのか知ったうえで部活動の見学に行かれると良いと思います。

今回は、どこのバンドでも使われる楽器を簡単に紹介するので参考にしてください。
(大編成で使われるような楽器は今回紹介しないので、経験者の方で自分の楽器が入ってない場合は許してくださいね)

 

《木管楽器》

ピッコロ・フルート

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吹奏楽で一番高音の出る楽器です。

この写真はフルートでピッコロはもっと小さな楽器になります。

主にメロディーやソロが多い楽器です。そしてビブラートの音色が魅力的です。
吹奏楽の座席では一番前かクラリネットの後ろになります。

 

クラリネット・バスクラリネット

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吹奏楽のメロディーパートの代表と言えばクラリネットです。
オーケストラでいうと、ヴァイオリン的な役割をしています。
また吹奏楽の編成の中で人数が1番多いパートで、最前列に座っていることが多いです。

 

アルトサックス・テナーサックス・バリトンサックス 

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 一般の方に人気の、誰もが知っている楽器です。
楽器の種類が豊富で、吹奏楽ではソロから伴奏まで幅広く活躍します。
また、木管楽器の中では1番大きな音が出ます。

 

《金管楽器》

トランペット

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金管楽器の中で、一番高い音を担当します。
主に、メロディーが多くトランペットの音でバンドの実力が変わるほど存在感が大きな楽器です。

 

テナートロンボーン・バストロンボーン

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トロンボーンの魅力は、何といってもスライドです。
スライドには目印などなく、全て自分の耳で音程をとって演奏します。
また、吹奏楽ではハーモニーを中心にメロディーから伴奏まで幅広く活躍します。 

 

 ホルン

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ホルンは、よく「かたつむり」の形に似ていると言われています。
吹奏楽では、伴奏からメロディーまで活躍します。また吹奏楽の楽器で1番難しい楽器とまで言われています。ただ、それだけ魅力的な音が出せます。
ホルンのグリッサンドを聴くと、誰もがホルンに憧れます。

 

 

ユーフォニアム

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「響け!ユーフォニアム」という小説で凄く有名な楽器です。
とにかく音色が反則なくらい柔らかく温かい魅力的な音がします。
吹奏楽では、メロディーや対旋律などで活躍します。

 

チューバ

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管楽器の中で1番大きな楽器です。
主に伴奏を担当します。吹奏楽ではお父さん的存在感で、縁の下の力持ち。
チューバがもしバンドの中にいなかったら曲は成り立ちません。


パーカッション

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パーカッション(打楽器)は、スネア(小太鼓)、BD(大太鼓)、グロッケン(鉄琴)
シロフォン(木琴)、マリンバ、ビブラフォン、ティンパニ、ドラム、シンバル、
トライアングルなど、これ以外にもたくさん楽器の種類があります。
吹奏楽のリズムだけでなく、メロディーから伴奏まで何でも担当します。

 

【最後に】

吹奏楽部の楽器の決め方は、伝わりましたでしょうか。
冒頭にも書いた通り、吹奏楽では希望の楽器ができるとはかぎりません。

ただ、吹奏楽には楽器の種類がたくさんあります。
もし第1希望じゃなくても、自分に縁のある楽器だと前向きにとらえてくれると嬉しいです。そして1カ月は、その楽器を練習してみてくださいね!好きになりますよ!

最後に私の経験談ですが、実は中学生の時トロンボーンをやりたくて入部しました。しかし、当時身長が130センチしかなかった私は、トロンボーンは厳しいと言われてトランペットになりました。
もちろん、吹いていくふちにトランペットが大好きになりましたが、「どうしてもトロンボーンをやりたい」と思い、2年生になってから顧問の先生に相談しました。

すると、「コンクール出場できないかもしれないけど、それでよかったらやってもいいよ」と言われて、トロンボーンにかわりました。
(コンクールは、なんとか出場させてもらうことができました)

このようなパターンもあるので参考にしてください。

 

最後に、やりたい楽器のできる「秘密の方法」を紹介します。

・もし楽器を買ってもらえるなら「今後、『やりたい楽器〇〇』を買います!」と言う。

・仮入部の時に、やりたい楽器の先輩に「この楽器どうしてもやりたいです!」とアピールしておく。

・一緒に入部する部員に「私は、この楽器を希望する」と言っておく。
(すると、ライバルが減るかも・・・)

 

 ただ、「どうしてもやりたい楽器がある」場合に使ってください。
何度も言うように、どの楽器もたくさんの魅力がありますよ。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

合奏って眠たくなりませんか?改善方法7選【吹奏楽の睡魔との戦い】

眠い!
  • 「合奏ってなんで眠たくなるんだろう?」
  • 「いつも寝てしまい先生に怒られる」
  • 「寝ていて楽器を落としそうになった」

みなさん、こんにちは。
合奏で、このような悩みを持たれていませんか?
吹奏楽をしているほとんどの方が、経験されていることですよね。

私も学生の頃、合奏になると心地よくなってしまい寝てしまっていました。
そうなると、演奏どころじゃなくなって睡魔との戦いです。
そして、睡魔は凄く強くて何をしても勝てなく辛かったです。

この記事では、このような「眠たい」を解決します。

 

 

「合奏って眠たくなりませんか?改善方法8選」

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【なぜ眠たくなる?】

 

なんでも原因を知れば、解決はできます。ここでは、眠たくなる原因を紹介したいと思います。

これは、皆さんも考えたことがあると思います。もし時間がなければ直接、改善方法まで飛ばしてくださいね。ただ、この章は10秒ほどで読めてしまします。泣

 

「ボー」としている

合奏で、自分以外のパートの人が練習をしているとき本当に退屈ですよね。
もう、「退屈だな~」って思いだすと終わりです。頭は、何も考えず「ボー」としてしまいます。

 

「子守歌」

吹奏楽の音って本当に心地いいですよね。木管の緩やかな旋律なんて聴いていると、もう「子守歌」にしか聴こえないですよね。
そして、寝てしまっているときに急に打楽器の音を聴くと「ビクッ」ってなって恥ずかしい思いをします。
木管楽器の「子守歌」は強敵ですね。

 

「食べすぎ」

合奏前に、おなか一杯食べると眠気は自然とおこってしまいますよね。
そして、薬を飲んだりするともうダメですね。

 

「寝不足・寝すぎ」

もちろんのこと、合奏前日に睡眠不足だと眠たくなるのは当然、寝すぎても眠たくなりますよね。

 

「習慣」

気がついたら「習慣」になってしまっていることです。
自分以外でも、よく合奏で寝ている人って決まっていますよね。
その人は、「合奏=寝る」になってしまっています。

 

 

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【改善方法】

それでは、具体的に改善方法7選を紹介します。

1・2が私のお勧めです。それでも睡魔がに負けてしまう場合は3以降を実行してみてください。
これを読んで、実行してもらえると合奏で眠たくなる悩みが解決できます。

 

1スコアを見る

自分以外のパートが練習しているときは、「どのような楽譜を吹いていて、どのように演奏しているのか?」を意識しながらスコアを見てみよう。

そうすることで、今後同じような楽譜が出てきたときに自分で応用できるようになります。そして、合奏で「暇だな~」って思うことがなくなります。

 

2自分のこととしてとらえる

指揮者が、音楽の話や雑談などされますよね。合奏の時では、たくさん人がいるのでなかなか集中して聞けないこともあります。

話を聞くときは、自分と、「1:1」で会話をしているんだという意識で聞くようにしてみましょう。今まで聞き流していたことが、実は大切な話だったりすることはよくあります。

いつも勉強という意識で、指揮者の話を聞いてみましょう。

 

3トイレに行く

合奏中にトイレに行くのは、勇気のいることだと思いますが行きましょう。
そして何をするかというと、以下の3つです。

トイレ
  • 顔を洗う
  • 目薬をさす
  • リップクリームを鼻の上に塗る

とくに、鼻の上にリップクリームはオススメです!一気に目が覚めますよ。
ただ、楽器を吹く前にふき取らなかったら「スースー」しすぎて吹きずらくなるので注意です。

 

4トレーニング

合奏中に、秒針を見て息を止めましょう。
何秒息を止められるかやってみたり、これ以上吸えないというところまで吸ってから、ゆっくり息を吐いていくなどやってみてください。多少はブレストレーニングになりますよ。

あと、腹筋を鍛える練習として足の裏を床から数センチでいいので浮かしましょう。
自分が、楽器を吹くまで我慢です。(ダイエットにもなるかも・・・)

 

5人間観察

1つ目は、指揮者の先生を観察しましょう。
その先生の口癖や動きをじっくり見てみてください。面白いですよ。ただ、面白くても隣の人にコッソリ伝えたりしたらダメです。先生に見つかると怒られますよ~。

2つ目は、部員の観察です。
クラリネットの人から順番に観察していきます。先ほどの指揮者の観察と同じですが、それに加えて「良いところ探し」をしてみてください。
人の悪いところは、すぐに目につきますが良いところを見つける癖をつけるといいですよ。

 

6思い出す

前日の夜ごはん~昼ごはん~朝ごはん~一昨日の夜ご飯~・・・
のように、何を食べたか思い出してください。頭がフル回転して眠たくなりませんよ。

それ以外にも、「昨日何したかな?」と一日を振り返ったりするのもいいですね。

 

7怒られる

ここまで紹介した方法でも眠たければ寝ましょう。そして、怒られてください。
そうすると、目がパッチリ開きます。

また自分が起こられることで、他の部員の眠気も吹き飛ばせます。
人のためにもなれますね!

 

 

【最後に】

合奏で眠たい時は、本当につらいですよね。もう、どこでもいいから転んで寝てしまいたくなりますよね!

こんなこと言うと、他の吹奏楽の先生に怒られそうですが・・・。

私は、中学生の時に椅子に座ったまま寝てしまい、トロンボーンがそのまま床に寝転んでしまいました。その時に、先生からは激怒、周りの友達からは卒業するまでバカにされました。(今となっては、いい思い出ですけどね)

みなさんも、いくら集中して合奏に参加していても眠たくなるのは仕方のないことです。

ただ、今回紹介したようなことを少しでも実行して、解消してくれると嬉しいです。
あっ!授業中や会議中などでも使ってくださいね!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

緊張して練習の成果が出せない時の克服方法8選【本番が楽しくなります】

悩み
  • 「本番で緊張して練習の成果が出せない」
  • 「人前で吹くと緊張してしまう」
  • 「緊張しない方法はないのかな」

 

吹奏楽をしている方、また楽器をされている方「せっかく練習したのに、本番の演奏はボロボロ」このような経験ないですか?

誰もが1度は経験したことがあるかと思います。そして1回どころではないですよね。
この記事では、このような悩みを解決します。

 

 

それでは本題です。

 

「緊張して練習の成果が出せない時の克服方法8選」

 

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【緊張とは自分の味方?】

 

結論から言うと、緊張には2種類あります。
その2種類とは、「不安」からおこる緊張と、「楽しい」ときにおこる緊張です。
そして「楽しい」ときにおこる緊張は、自分の演奏にとって味方になります。

 

本番前に舞台袖で「緊張する」などという言葉をよく言ったり聞いたりしませんか?

  • 本番上手く吹けるか不安
  • たくさんのお客さんの前で吹くのが不安
  • ミスしたらどうしようという不安

この時の「緊張」は、誰もが感じてしまいますよね。この緊張は「不安」な気持ちからおこります。これは、演奏にとってマイナスに働いでしまいます。

 

  • たくさんのお客さんに聴いてもらえる
  • このメンバーで演奏するのが楽しい
  • 今まで練習した成果をだせる

この時も必ず「緊張」はします。しかし全て根本的に「楽しい」時に起きている緊張なのです。一般的によく言われる「良い緊張」の状態になっています。
この良い緊張状態は、自分の演奏にとってプラスに働き味方になってくれます。

 

 

【なぜ緊張するのか】

 

先ほど2種類の「緊張」について説明しましたが、ここでは「不安」からおこる緊張はなぜおこるか説明します。

実は、答えは簡単で「自信」がないからです。
例えば普段の練習で、自分の満足のいく練習や演奏ができていないのに、本番をむかえると凄く不安になりますよね。また、コンクールの場合だと「ミスしたら減点される」などのプレッシャーがかかり緊張してしまいます。

こうなってしまうと、プラスに働く「緊張」に気持ちはなれないですよね。
この「不安」からの緊張をなくすことができると満足のできる演奏になります。

ただ、口でいうのは簡単ですが本当に「不安」をなくせるかが問題です。
次の章では、具体的に克服方法を説明するので、この2種類の「緊張」を覚えておいてくださいね。

 

 

【克服方法8選】

 

1練習量


「練習は、時間より短時間で効率の良い練習をしなければいけない」とよく言われますよね。これは、その通りですが勘違いしてはいけないのは、「練習は短くていいんだ」と誤解してはいけません。

例えば、プロのアスリートの方や吹奏楽の強豪校は、私たちの考えられないくらいの練習量と努力を積み重ねられています。

だからこそ、本番で100%以上の実力を出せるようになります。

内容の濃い練習を、何度も繰り返し練習することが大切です。そして正しい演奏を体に覚えこませるまで練習することです。

そうすることによって、本番では「これだけ練習したから大丈夫!」「自分で練習したことをたくさんの人に聴いてもらいたい!」などという気持ちになれます。

「人の3倍」の練習です!これが「自信」につながります。

 

2イメージトレーニング


毎日の個人練習で、ある程度練習している曲が吹けるようになったら本番をイメージすることです。自分を緊張させて練習することによって本番は緊張しても平気になってきます。

例えば、楽器初心者の人だったら合奏で一人ずつチューニングだけでも、凄く緊張すると思います。これも、普段ロングトーンをしているときから人前で吹いているイメージで練習すると合奏での緊張はなくなります。

もし、なかなかイメージしても緊張しにくい人は、数十メートルでいいので走ってから吹いてみましょう。そうすることによって、緊張した時と同じくらい息が吸いにくくなり体もかたくなります。

 

 

3客観的に見る

 

本番でも練習の時でも、自分の前にもう一人の自分を置くイメージで客観的に自分を観察してみましょう。
そうすることによって、「なぜ自分が緊張しているのか?」「なぜ吹けないのか?」冷静に考えることができるようになり解決につながります。

特に、練習の時に客観的に見ることにより「今の練習は何のためにやっているのか?」などもわかるようになり、無駄な練習がなくなってきます。

 

 

4暗示をかける

本番前に自分に暗示をかけます。「必ず吹ける」「誰よりも練習してきたんだから大丈夫」「私は世界一上手い」など、他の人に言うとバカにされそうなことを、自分の中で思い込むことです。

自分をコントロールすることができると、不安な緊張はなくなるうえに普段の生活で、いろんな場面でも使えるようになります。

 

 

5マインドフルネス


マインドフルネス(瞑想)は、普段の練習から取り入れると効果があります。これは、有名な企業・アスリート・音楽家など多くの方が取り入れられています。

方法は、沢山あるので本や他のサイトを見て勉強してみてください。ここでは、強豪校の先生から教わり私の学校でも毎日やって効果があったオススメの方法を紹介します。

まず、楽器を吹く前にリラックスして椅子に座ります。

そして目を閉じて、頭→目→口→首→肩・・・・のように体の上から下まで細かく意識しながら力を抜いていきます。その時に、何も考えず無心になるように意識します。

これを、約5分ぐらいやってみてください。そこから楽器を吹くようにすると、気持ちが安定してリラックスした状態で練習に入れます。そして、普段からマインドフルネスをやっていると、本番前に同じようにするだけで気持ちはリラックスして良い緊張でステージに立つことができます。

 

 

6食べ物・睡眠

本番前の前日は、睡眠時間を大切にしましょう。大きな本番の前日は、いろいろ考え事をしてしまい寝にくくなりますよね。
寝不足のまま、本番のステージに立つといつも以上に緊張してしまうことがあります。長時間寝ることはしなくていいですが、いつもと同じ時間は寝るように心がけましょう。

本番前の食べ物は、そのまま演奏に直結します。
オススメは、バナナ・チョコレートです。バナナは、栄養があるのはもちろんですが、すぐにエネルギーに変わるのでいいですよ。
チョコレートは、疲れが取れたり集中力が増します。本番に集中力は必要ですよね。私は、生徒にコンクール当日には必ず生徒にバナナ・チョコレートは配っています。

あと、水分はがオススメです。お茶やコーヒーなどは、カフェインが入っているので興奮して気持ちが高ぶってしまうので水にしておきましょう。

あと、ステージで喉が渇いてしまう場合は、手の甲にレモン汁を塗っておいてステージ上でこっそり舐めるようにするのもオススメです。

ただ、食べ物や飲み物はアレルギーが合ったり、人それぞれ合うか合わないかは違います。自分で探してみてくださいね。

 

7本番

本番では、とにかく平常心です。絶対に考えてはいけないことは「いつもより上手に吹こうとする」ことです。このようなことを考えると、ミスした時には立ち直れなくなります。

今までの練習を信じて「いつも通り」の演奏を意識して、「練習」ぐらいの気持ちでステージに立つことです。
そして、お客さんに喜んでもらったり感動してもらったりしてもらうためには、演奏者が楽しむことです。

 

8経験

本番をたくさん経験することです。いきなり良い緊張で演奏することは不可能です。
毎回の本番で「何が良かったのか悪かったのか」を考えて、次の本番につなげる意識を持つことが大切です。

その積み重ねができると、誰でも「楽しい」緊張で演奏することができるようになります。

 

 

【最後に】 

 

「緊張」は、誰もがするものです。その緊張を味方につけて最高のパフォーマンスでステージに立てるように日々練習しましょう。

私は学生の時に、あるソロのコンクールに出場しました。
そのコンクールで「上位入賞」を目指し半年前からずっと練習してきました。
そして、当日。リハーサルまでは完璧に吹けていたのに、ステージに立って1音目を吹いた瞬間、音がカスカスに。そうなったら、曲が終わるまで立ち直ることはなく終わってしまいました。

私は、その本番のあと「今まで練習してきたのは何だったのか」、「練習してきた意味がない」また、「今まで応援してくださった先生や友達、家族に合わす顔がない」と思ったことが今でも忘れられません。

ただ、このような経験があったからこそ、その後の演奏会では同じ失敗を繰り返すこともなく、逆に良いパフォーマンスで吹けるようになりました。

みなさんも、演奏していて悔しい本番を経験することもあると思います。しかし、全て自分にとってプラスになっていきます。

 

ぜひ、今後の演奏活動の参考にしていただけると嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

吹奏楽初心者のためのスコアリーディング教室【音楽がさらに楽しくなります】

疑問
  • 「スコアリーディングって何?」
  • 「スコアを見て練習しなさいと言われるけどなぜ?」
  • 「スコアの読み方を知りたいな~」

 

スコアリーディングという言葉を聞いたことがありますか?
直訳すると「総譜を読む」となります。

オーケストラや吹奏楽の世界では、すべてのパートの楽譜がまとめられたスコア(総譜)を見て、指揮者の方は指揮を振られています。

それなら「指揮者の人だけがスコアを見たらいいのではないか?」と思わると思いますが、実は演奏者も見て勉強する必要があります。

この記事では、このような疑問を解決していきます。
初心者の方がスコアリーディングをするきっかけになればと思い書いています。

 

 

こんにちは。ポジティブ先生です!

私は、音楽大学卒業してプロのトロンボーン奏者として活動していました。
現在は中学校で音楽の教師、また吹奏楽部の顧問をしています。
吹奏楽コンクールでは、指揮者として、演奏者として様々な賞を受賞しています。

 

 

 

それでは本題です!

「吹奏楽初心者のためのスコアリーディング教室」

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【スコアリーディングとは】

 

スコアリーディングとは、「総譜を読む」ということになります。

総譜というのは、冒頭にも書いたように指揮者の人が見る楽譜で全てのパートの楽譜がまとめて書かれています。

スコアを読むというのは、ただドレミを読むだけではないんです。

例えば、吹奏楽の方ならコンクールなどで課題曲がわかりやすいかと思いますが、同じ曲でも演奏する楽団によって全然違った曲に聴こえますよね。

それは、ただ演奏している人が違うだけではなく、スコアに書かれている音の解釈が指揮者によって違うから別の曲に聴こえます。

スコアは、曲の作りはもちろんのこと、作曲者の時代背景や、思い、また人柄まで読み取ることができます。

「え!?そんな人柄まで?」

と思われたかと思いますが、たくさんのスコアを読んでいくとわかるようになってきます。
それほど、スコアリーディングは大切です。

 

 

【読み方】

それでは、スコアの大切さは理解できたかと思いますが、具体的にどのように読んだらいいのか説明していきます。

もちろん指揮者の人はスコアを見て勉強することは当たり前ですが、なぜ演奏者の人もスコアを読まなければいけないのかもわかるように説明します。

もし手元に、書いてもいいスコアがあれば蛍光ペンとスコアを用意してください。どんな曲でもいいです。なければ、また学校などでコピーしてもらってくださいね。

 

1色分け

吹奏楽のスコアでは、上から木管楽器、金管楽器、打楽器と並んでいますよね。

そして、曲の基本としてメロディーパート・ハーモニーパート・リズムパートに分かれています。

それぞれパートの色を決めてください。
(メロディー・・・ピンク ハーモニー・・・青など)

まず、メロディーパートだけ曲の最初から、楽譜に色を塗ってみてください。
(蛍光ペンなら直接音符をなぞるといいです)

その時に、例えば最初はクラリネット・トランペットがメロディーでも、途中でサックスなどにメロディー変わっていくと思います。それを全て同じ色で塗りましょう。
(メロディーのリズムで音が違うハモリパートも塗ってくださいね)

 

次は、ハーモニーパートです。ハーモニーとは和音のことを言います。

ただ、和音を奏でながらリズムを刻んでいる場合もあります。この時は、基本リズムパートと両方に属することになるので5選の上半分をハーモニーパートの色で塗り、下半分をリズムパートの色で塗ってください。

 

最後に、リズムパートです。先ほどまでの方法で塗っていきましょう。ただ、打楽器の鍵盤楽器などはリズムパートではないときもあるので注意してくださいね。

 

これで、基本のパート分けは終わりです。最初からスコアを見てみましょう。
今まで自分のパートしか見ていなかった人は、様々なことに気づかれたかと思います。

例えば、「自分と同じ音やリズムの人が他のパートにいた」など分かったかと思います。そして、どのパートも陸上競技のリレーのようにバトンがわたされていることも見えてきたと思います。

 

 

2和音構成

これは、先ほどのハーモニーパートを見てください。

和音は、マーチなどでは2拍もしくは4拍で変わっています。
(曲や場面によって違うので楽譜をじっくり見てくださいね)

そして、ただ見るだけでは意味がありません。特にパート練習などで自分のパートがハーモニーの役割をしているときは、各和音をすべて何の調か調べていきます。

なれるまでは、時間がかかりますが、これを理解してパート練習をすると格段に良いサウンドになっていきます。やり方は、この記事に書いているので参考にしてください。

 

www.positive-teacher.com

 

3強弱

強弱の使われ方です。強弱記号(フォルテやピアノ)と、クレシェンドなどを蛍光ペンで塗るかペンで囲ってみましょう。
これは蛍光ペンを使うと見にくくなる場合もあるので好みでいいです。目で見てわかれば大丈夫です。

さて、この時に作曲者や曲によって使われ方が違います。

例えば、同じ小節でも強弱記号がパートによって違っていたり、あるパートはクレシェンドがついているのに、あるパートではデクレシェンドになっているときがあります。

そのようなパターンを見つけたときに、なぜそのような書き方いるのか考えてみてください。

これが、スコアを読むときの解釈になってきます。

最初は、理解できなくても「なぜかな?」と考えるだけで少しずつわかってきます。

もし本当の答えを知りたければ、直接作曲者に聴かなければわかりません。
ただ、自由に解釈して演奏できるところが音楽の面白いところでもあります。

 

 

4山場

最初からスコアを読んでいくと曲には必ず山場があります。

また山は、大きい山から小さい山まであります。そして、それぞれの山でもどの音が頂上なのか考えてみましょう。

これがわかることによって、どの音に向かって演奏していけばいいのか、また自分のパートはどういう役割をしているのかが理解できるようになります。

 

 

5注意するべきところ

これは、合奏などで指揮者に注意されたところを自分のパート以外もスコアに書いていきましょう。

他のパートの注意されるところも書いていくことにより、例えば「このリズムが出てきたら速くなりやすい」「この音程は高くなりやすいんだ」などがわかってくるようになります。

良く合奏などで他のパートだけ吹いているとき暇になりますよね。
実は、この時間が凄く勉強時間になりますよ。

 

 

6指揮を振ってみる

一度、音楽をかけてスコアを見ながら指揮を振ってみましょう。

指揮を振ると、すべてのパートを耳で聴き、目で見て理解できるようになります。
今まで気づかなかったことが、たくさんわかるようになります。

だまされたと思ってやってみましょう!

 

 

【最後に】

スコアリーディングの重要性が理解できたでしょうか。

スコアが読めるようになると音楽の奥深さがわかってきて、凄く楽しくなります。

私は高校生の時に、オーケストラで好きな曲の「ポケットスコア」を買ってCDを聴きながら意味も分からずスコアを見ていました。
(オーケストラ ポケットスコアとググると出てきます)

繰り返し何度も聴いていくうちにビックリするぐらい様々なことに気づくことができスコアを見ることが大好きになりました。

みなさんも、スコアを読んで音楽性をさらに深めていき音楽を楽しみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

管楽器のスランプからの脱出方法7選【スランプは必ず抜け出せます】

悩み
  • 「急に音が出なくなった」
  • 「アンブシュアがわからなくなった」
  • 「タンギングがつけなくなってしまった」

管楽器をやっていると、このようなスランプに陥ってしまうことってありますよね。
この記事では、このようなスランプを解決します。

具体的に、原因と脱出方法を書いていますので参考にしてくださいね。

 

 

こんちは。ポジティブ先生です!

私は、音大卒業後プロのトロンボーン奏者として活動していました。今は、中学校の音楽の教師、吹奏楽部顧問をしています。

私は、学生時代に約2年間のスランプに陥って楽器の夢もあきらめかけていた時期がありました。しかし様々な方の助けがあり何とか抜け出すことができ、プロとして活動することができるようになりました。

今、この記事を読まれている方も、スランプに陥って困っている方だとおもいます。
この記事を読んで、実行してもらえると必ずスランプは乗り越えられるので、安心してくださいね。

 

 

 

 

それでは、本題です。

 

「管楽器のスランプからの脱出方法7選」

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【スランプとは】 

 

管楽器奏者にとってのスランプとは、ただ調子が悪いだけではなく今まで簡単にできていたことが急にできなくなってしまうことをいいます。

 

例えば

「音が、ある日突然カスカスな音になってしまう」

「急にタンギングを突くのがこわくなってできなくなる」

「楽器の吹き方がわからなくなる」

「急に高音がでなくなる」

 

など、症状はたくさんあります。
このような状態になってしまうと、そのことばかりが気になりますよね。

そして前の音に戻そうと、かたよった練習をしてしまい正しい奏法が何なのかわからなくなってしまいます。

例えば、スランプの時に人前で演奏するとなると最悪ですよね。
ヘタな演奏はできないと思い必死になって吹き方を探ってしまいます。

そうなると、どんどん調子が悪くなっていき最後には、人前で吹くのが嫌になり「楽器が楽しくなくなる」「もうやめたくなる」まで落ち込んでしまいます。

 

 

 

【スランプになぜなるの?】 

 

もちろんスランプになるのには原因があります。この原因さえ分かっていれば解決方法も見えてきて、今後スランプに陥ることがなくなります。

今から紹介しますが、ぜひ自分でも客観的になって考えてみてくださいね。

 

 

1体調不良

体調が悪い時に無理して楽器を吹いてしまうと、練習に集中できなくなってしまったり、深いブレスができなくなってしまったりしまいます。

例えば熱があるときに吹くと、頭は「ボー」として吹くのがやっとになりますよね。
あと、口内炎ができてしまった時などつらいですよね。無理して吹いてしまうので、調子が崩れていきスランプに陥ってしまいます。

 

 

2ウォーミングアップ不足

合奏までの時間がない時や、今日は調子が良いからといって、おろそかにしてしまった場合にウォーミングアップが不足してしまいますよね。

これが、かなり危険です。(私は、これで2年間ものスランプに…泣)

例えば、朝起きてすぐに全速力で長距離を走っているのと同じです。そうなると、足や体を痛めるのは当然ですよね。

楽器を吹くときも、準備体操なしではケガをしてしまいます。

 

 

3いらないことを考える

練習する前に、誰かと喧嘩をしたり大きな悩み事がある場合は、練習に集中できないですよね。そのうえ、気持ちが落ち込んでいると良い練習ができるわけないです。

そして、その気持ちのまま集中しない練習を長時間してしまうとダメな奏法が身についていきスランプになっていきます。

 

 

4他人の目を気にする

これは、中高生の部活でよくあることです。

自分の横で後輩が練習していたりすると

「ヘタな演奏をするとバカにされる」「先輩としての威厳がなくなる」

など、いらないことを考えてしまいますよね。そして、得意な練習ばかりしてしまったり、無理をして高い音ばかり吹いてしまったりしてしまいます。

結果スランプになります。

 

 

5休み明け

1日や2日休むと、口の疲れがとれて楽器が吹きやすくなる場合があります。

そうなった時に、調子に乗って吹きすぎてしまいますよね。

これが、今の自分の楽器の実力だと勘違いしてしまいます。泣

 

 

 

 

【脱出方法7選】

 

それでは、具体的に脱出方法を紹介します。

簡単な話ですが、先ほどの章のスランプになる原因を気をつけると大丈夫ですが、なってしまったからには仕方ないですよね。それでは、今の自分を客観的に見ながら読んでくださいね。

 

 

1吹かない

 

スランプになると、もう楽器のことを忘れて1月ぐらい吹かないようにして気持ちをリフレッシュさせましょう。

ただ、吹かないのは学生の方や社会人で楽団に入っている人など難しいですよね。
2~3日だけでも休むと多少変わりますよ。

スランプの時に休むというのは難しいですよね!「休む勇気」を持ちましょう。

 

 

2基礎練習にもどる

 

「基礎に戻りなさい」という言葉はよく聞くと思います。いつもやっている基礎練習を振り返り、1つ1つの練習の意味を考えて基礎を中心に練習してみましょう。

ただ注意しなければいけないのが、かたよった練習をしてしまうことです。

 

よくあるのが「音がカスカス」だからといってロングトーンばかりしてしまう。
「タンギングがうまくいかない」からタンギング練習ばかりしてしまう。

 

このような練習をしてしまうと、スランプ状態の奏法を繰り返して練習してしまうことになり、ダメな癖がついてしまいます。

 

必ず、どの練習もバランスよく何のための練習か考えて基礎練習をしてくださいね。

 

 

3歌う

 

楽器の「ツボ」からずれてしまって練習していると、どんどん調子は悪くなっていきます。逆に「ツボ」に当てる意識を持つと調子は良くなっていきます。

 

その方法は、基礎練習で「今から吹く音を歌う」ことです。

まず、声に出して歌い正しい音程を頭にイメージします。そして金管の場合は、マウスピースを吹く、そして楽器で吹くというふうにすると、楽器が楽に鳴ってくれるようになります。

 

上手な楽団では、よく歌ってから楽器を吹きますよね。これは凄く効果的な練習方法です。ぜひ、スランプを乗り越えても練習に取り入れると良いですよ。

 

 

4自分の実力

 

スランプになると誰もが、前の吹き方がどうだったのか考えますよね。
そして、前の吹き方に戻そうとします。実は、それが大きな間違いです。

 

スランプになった今の音を「自分の実力」だと思うことです。

そして、前の吹き方に戻そうとするのではなく新しい奏法を身につける練習をしてください。

例えば、ヒヨコは苦しくても卵の殻を割って出てきますよね。それが卵の殻を割る途中に、苦しいからといって殻に戻ってしまうと殻は傷ついたまま成長できなくなってしまいます。

 

今が「自分の実力」そこから成長させる気持ちで練習すると気持ちも前向きになり、スランプから抜けられた時には、前の自分より上手くなっています。

 

 

5楽しむ

スランプになると、楽器を楽しんで吹くことなどできないですよね。
どうやったら調子が戻るのか悩みながら吹いていると思います。

その時に、好きな曲を奏法のことを考えずに自由に吹いてみましょう。

方法は、「絶対に奏法のことを考えない。自由に楽しむ」ことです。

 

だまされたと思ってやってみてください。
楽器を吹くための、大切なことに気が付くことができます。

 

 

6練習ノート

毎日の練習を練習ノートに書き自分の練習を分析してみましょう。

このような練習をしたら調子が良くなった、悪くなった。など自分の特徴や癖がわかるようになります。

スランプになると、客観的に自分を見ることが大切です。
練習ノートの書き方は、記事を貼っておくので読んでください。

 

www.positive-teacher.com

 

 

7レッスン

どうしてもスランプから抜け出せない場合は、レッスンを受けましょう。


プロの方に話を聞いてもらい相談にのってもらうだけで、心もすっきりするし自分に合った練習方法を教えてもらうことができます。

(私は、音大の先生や海外のプロの奏者の公開レッスンなど受けまくりました)

 

 

【最後に】

 

スランプというのは、本当につらいですよね。

ただ、今回の脱出方法は私が2年間スランプに陥り、そこから抜け出した経験をもとに書きました。

みなさんは、この記事を読んで実行すれば私のように2年間もスランプになることはないので安心してくださいね!

 

今、みなさんが抱えているスランプという壁は、必ず乗り越えられます。

このスランプを乗り越えた先には、今まで以上の技術、知識が必ず身についています。

今は辛いスランプでも、必ず自分にとってプラスとなっていきます。

 

スランプを楽しんで乗り越えていきましょう!

最後まで、読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

歌うってなに?表現力はどうやって磨くのか【吹奏楽初心者必見です】

疑問
  • 「合奏で歌いなさいと言われるけど意味がわかない」
  • 「私は、表現力がないな~」
  • 「感情をこめて吹くってどうやって?」

 

 

 合奏で「歌いなさい」と注意されたけど、意味が分からなくて困っている人、表現力のつけ方が知りたいなと思われている人が今読まれていると思います。

この記事では、このような悩みを解決します。

「歌うって何?表現力はどうやって磨くのか」

 

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【歌うとはどういうこと?】

 


みなさん、「歌いなさい」と言われても意味わかりませんよね。
その気持ちよくわかります。
初心者の方は疑問に持たれることが多いと思います。私もそうでした。

結論から言うと、自分の気持ちや思いを音で表現するということです。

例えば、ドラマを見ているときを思い出してみてください。
役者の人が、セリフに感情をこめて演技をされていますよね。

もし、セリフに感情が入っていなくて棒読みだったらどう感じますか?
面白くなく、見る気もなくなりますよね。

音楽の表現も、これと同じです。
それぞれの曲にあった表現をすることが「歌う」ということになります。



そして、初心者の方に覚えておいてほしいことがあります。
伴奏(ハーモニーやリズム)を演奏するときも、「歌う」必要があります。
それについては、次の章以降を読んで歌えるようにしましょう。

 

【表現力を磨くためには】


音楽の表現力を磨くには、経験が必要になります。
それは楽器だけの経験だけではなく、人生経験も必要になってきます。


それじゃ、初心者には無理じゃないかと思われた方、大丈夫です!

音楽の表現力の磨き方はたくさんあります。
ここでは基本的な表現力を磨く方法を紹介します。



1音楽を聴く


どんなジャンルの音楽でもいいです。今は、CDじゃなくてもYouTubeなどで聴けます。
聴けば聴くほど、耳はこえて表現力も身につきます。
おすすめは、オーケストラや弦楽器、もしくは自分の演奏している楽器のソロを聴いてみましょう。

聴き方のコツとしては、どのようにメロディー・伴奏を演奏しているか。
何度も聴いていると、その表現の仕方が自然と自分のものになってきます。


2声に出してうたう


今、練習している曲を、音程は気にしなくていいのでハミングをしたり、カラオケに行っているつもりで声に出して歌ってみてください。

楽器で音楽を表現しようと思っても、吹き方ばかりに意識がいってしまいますよね。
声に出して自由に歌ってから楽器を吹くと表現しやすくなりますよ。



3上手な人と吹く


先輩で楽器を演奏するときに、体が自然に動いて表現力のある演奏をする人がおられると思います。

その先輩にお願いして一緒に吹いてもらいましょう!
すぐに、「歌う」コツをつかめると思います。


4好きなメロディーを吹く


例えば、ジブリとかでもいいです。ゆったりとした曲で、自分の好きな曲を自由に吹いてみましょう。
コツは、鼻歌で歌ってから楽器で吹く。これを繰り返してください。
自由に、何も考えずに吹くことが大切です。

 

【歌い方のコツ】


それでは、具体的にどのように歌うのか紹介したいと思います。
ここに紹介することを実践できると、合奏で周りの人から「すごく表現力のある演奏ですね!」って言われるようになります!ぜひ覚えてくださいね!

 


1臨時記号を大切に


楽譜を見るとメロディーでも伴奏でも曲の途中で臨時記号(♯・♭)が使われていますよね。

実は、これがすごく重要な音なんです。

臨時記号は、音楽的に意味がってつけられています。

臨時記号を少し強く吹いてみてください。自然と曲に流れができたように感じられませんか?
どの曲でも臨時記号が出てきたら、感情をこめて少し強く吹いてみましょう!
自分でも驚くほど、表現力UPです!



2音が上がるとクレシェンド?


曲は、音が高くなるか低くなるかの連続でできています。
音符が高い音に向かっていくときは、クレシェンド。逆に低くなっていくときは、デクレシェンドをしてみてください。

凄く自然に表現できたかと思います。


ただ、曲によって高くなる時にはデクレシェンド、低くなる時はクレシェンドのほうが合っている場合もあるので吹き比べて試してくださいね!


3長い音符の吹き方


これは、少し難易度が高くなります。

実は、長い音符は機械のように音量は一定ではありません。
必ず微妙に強くなっていたり弱くなっていたりします。

楽譜に長い音符が出てきた場合、自分でどちらも試してみてください。
もしわからなければ、周囲の友達や先輩にどちらがいいか聞いてみましょう!
(目に見えないくらいの変化ですよ!やりすぎると変になります。泣)


4速さを変える


例えばソロの場合です。初心者でソロを吹くことは少ないかと思いますが。

1つのフレーズを演奏するときに、「最初はゆっくり~途中は速く~終わりゆっくり」
というふうに演奏すると、聴いている人を引きつける演奏ができます!
ただ、曲によって変わってきますので知識として覚えておいて損はないです。
ぜひ、上手な人のソロを聴くときに意識してみてください。


5大げさに


表現をすることが、何となくわかってくると大げさに表現することです。

楽器は、自分では表現しているつもりでも、意外と聴いている人には伝わりにくいです。
可能であれば、スマホの使える場所で録音して聴いてみるといいですよ。

 

【最後に】


「歌う」ってどういうことか伝わりましたでしょうか?

音楽は、人や楽団によって同じ曲を演奏しても全く違った曲に聴こえます。
それだけ「歌う(表現する)」ことは大切になります。

ただ勘違いしてはいけないのは、人の心に響く音楽は自分の気持ちだけで表現しても伝わりません。

 

例えば、熱い気持ちで演奏するからといって、すべてフォルテで吹いた音楽を聴いてどう感じますか?

 

演奏しているほうは、気持ちの入った良い演奏ができたと思ってしまいますが、聴いているほうは苦痛ですよね。泣


音楽をいろいろな面から考えて曲を構成する必要があります。

ただ、これは吹奏楽でいうと指揮者の仕事になります。
(音楽のつくり方については、詳しく記事にする予定です。)

 


まずは、「歌える」ようになることを目標に楽器生活を楽しんでくださいね!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

金管楽器奏者がハイトーン(高音)を吹けるようになるための教科書

悩み
  • ハイトーン(高音)の練習方法が知りたい
  • 練習しても、なかなか成果が出ない
  • 吹奏楽部でハイトーンを楽に吹いてモテたいな~



この記事では、このような悩みを解決します。

こんにちは。ポジティブ先生です。
現在は、中学校の音楽の教師・吹奏楽部の顧問をしています。
この職に就くまではプロのフリートロンボーン奏者として活動していました。 

 

「金管楽器奏者がハイトーンをだすための教科書」

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【ハイトーンの魅力】

 
みなさん、ハイトーン憧れますよね。
楽器を練習していて、自分の横で楽に吹いている人、演奏会などでハイトーンを吹いている人って格好よく見えますよね!


私も中学生のころ、ハイトーンを吹ける先輩はファースト(パート)を吹かれていました。
それがうらやましく思い、3年生までには絶対に吹けるようになりたい!どうやったら吹けるのか色々と悩んでいました。

 

 

 

【ハイトーンの練習の前に】


ハイトーンの吹き方は、練習だけずっとやっても吹けるようにはなりません。
やはり、考え方やコツを知ってから練習することが大切です。

今から説明することを意識して練習すると必ず吹けるようになりますので、覚えておいてくださいね!


1イメージ

イメージがないと理想のハイトーンを吹くことができません。

例えば、勉強をするときに教科書がないのと同じです。教科書がなかったら勉強する時、大変ですよね!

自分の好きな音を明確に持つことが吹けるようになるための近道です。
YouTubeでもCDでもいいので、好きな音を探して聴くようにしましょう!

 


2吹けると思うこと

ハイトーンの練習をするときに、吹けるようになった自分をイメージしましょう。
楽器以外でも同じですが、苦手意識を持ってしまうと吹けるようにはなりません。

「私は、ハイトーンが得意!!」

思い込んでから練習しましょう!そう考えられると結果は違ってきます。
あと、「高い音」って思いこまないようにしてくださいね!


3マウスピース


ハイトーンを吹くために、「マウスピースを変えようかな」と思ったことありますか?
もちろん、マウスピースを浅くすると多少は吹きやすくなります。

しかし、初心者の方がこのようなことをしてしまうとデメリットもあります。

 

中音域より下の音が響きが薄くなる。標準のサイズではハイトーンが吹けなくなってしまいます。(これは私が経験しました。泣)

まずは、今使っているマウスピースで吹けるようにしましょう!

 


4アンブシュア


アンブシュアは、すごく重要になります。
ただ極端な話ですが、鼻で吹いて理想のハイトーンが吹けるなら、それでもOKです!
でも、世界中探してもそのような吹き方の人は、いないですよね。
やはり、最低限意識することがあるので覚えておいてください。

まず横に引っ張らないように注意してください。ある程度の音は吹けても、豊かな響きで吹くことは困難です。

 

アンブシュアは、ストローを吸うときの口のように、口を中央に寄せる意識と反対に外に引っ張る意識をもってください。このバランスが大切になります。


もう一つ考えなければいけないのがダブルアンブシュアについてです。
ダブルアンブシュアというのは、ハイトーンを吹くときのアンブシュアを作ることです。


初心者の方は、ハイトーンを吹きたくて無理やりアンブシュアを作って吹いたことがあると思います。この吹き方でも、理想の音が吹けて曲でも自由に吹けるのであれば問題ありません。


ただこれができる人は少ないかと思います。
次の章では、ダブルアンブシュアを使わずにハイトーンが吹けるようになる練習方法を書いています。

 

【練習方法】

 

ここからは、具体的にハイトーンの練習方法の紹介をします。

先に書いておきますが、ハイトーンをすぐに吹けるようになるような魔法の練習方法は残念ながらありません。ただ毎日、ここに書いてあることを練習していくと必ず吹けるようになってきます。

ただ、これだけは、注意しておいてくださいね!
しんどくなったら必ず休憩をはさんで練習するようにしてください。

ハイトーンばかりの練習にかたよってしまうと調子を崩してしまいます。バランスよく練習してくださいね。

 


1低音域のロングトーン


チューニングB♭のオクターブ下のB♭から、自分の出せる最低音までPPでゆっくりとロングトーンをしてください。

ポイント
  • 口全体を振動させるのではなく、口の先端1点を振動させて吹いているイメージをもってロングトーンしましょう。
  • お風呂に入っているつもりで、ゆっくりとしたブレスをイメージしましょう。
  • PPなので体にいらない力が入らないように気を付けてください。

 

 

2中音域から広げていく


一番吹きやすい音から練習していきます。

例えば、チューニングB♭が楽に吹けるようなら次の形で練習してみてください。 音量はフォルテで、それぞれ2拍レガートで、B♭~H~B♭、H~C~H、C~D♭~C のように、半音で自分の限界まで上がっていきましょう。

  

ポイント
  • フォルテで吹くので最初はしんどいですが頑張ってください。
  • 最初のB♭の響きをキープしましょう。
  • 半音で上がるのでアンブシュアを変えすぎないように意識してください。 (ハイB♭くらいでアンブシュアを閉じすぎていると、それ以上の音域は厳しくなります。)
  • 高音域は、高層ビルを下から見上げているイメージではなく、ビルの5階くらいから見下ろしているくらいの感覚で吹きましょう。
 
 
 

3スケール練習

 

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この楽譜の形で、全調スケールで半音ずつ上がっていきましょう。

テンポは一息で行ける速さで練習してください。

 
ポイント
  • 最後の音は、しんどくても必ず4拍キープしてください。(途中でやめないようにしてくださいね!)
  • 最後の音に向かってクレシェンドしてください。そして息の量を増やしていきましょう。
  • 2の練習と同じでアンブシュアを変えすぎないように注意してください。
 
 
 

4リップスラー

 
リップスラーは、アンブシュアの柔軟性を高めたり、筋肉をつけたりメリットになることがたくさんあります。もちろん、基礎練習や、ウォーミングアップでもしますが毎日欠かさず練習してくださいね。
詳しい方法は、こちらを参考にしてください。
 
 

【最後に】

 
今回は、私が練習してきて確実にハイトーンが吹けるようになった練習方法を紹介しました。
もちろん、人いよって合う合わないがあります。
ぜひ、参考にして練習してみてください。そして自分の練習方法を発見してみてください。
 
これは、私の体験談になります。
音大生の時に、「ハイトーンのコツを教えてください」と、何人かの先生に聞きました。 
すると、先生は「気合や!」と言われました。
ある先生は「中音域の練習量ぐらいハイトーン練習していないなら吹けるわけない」
ある先生は「ハイトーンって思ったら無理」などとも言われました。
 厳しいけど当たり前のことですよね!
 
もう一度大切なことを書いておきます。
 
「私はハイトーンが得意!!」
 これを、忘れずに練習頑張ってくださいね!
 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

美しいハーモニーを作るための基礎知識と練習方法【吹奏楽部必見】

疑問?
  • 「音程はあっているけど美しいハーモニーにならない」
  • 「上手なバンドって、なんであんなに魅力のあるサウンドがするんだろう」
  • 「ハーモニー練習しているけど、練習方法あっているのかな」

 

この記事では、このような疑問を解決します。
音楽の三要素(リズム・メロディー・ハーモニー)の中のハーモニーについての知識と練習方法を説明しています。

吹奏楽部の方、楽器奏者の方に向けて書いていますので練習の参考にしてください。

 

 

 

 「美しいハーモニーを作るための知識と練習方法」

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【ハーモニーとは】

 

みなさん、ハーモニーってどういう意味か分かりますか?

ハーモニーとは、簡単に言うと2つ以上の音が重なったときの音の響きになります。

ここでは、あまり難しいことを書いても練習方法を読むまでに疲れてしまうといけないので、必要最低限で簡単に説明しますね!

詳しくは、他のサイトもしくは今後更新していく記事で勉強してくださいね。

 

吹奏楽の方には絶対に知っておいてほしいことがあります。

それは、平均律純正律です。聞いたことありますか?

これも詳しく説明すると、1記事以上になってしまいます。
一言で説明するので覚えておいてくださいね!

 

みなさんが毎日音程を合わすためにチューナーを使っていると思います。 そのチューナーで音程が合っている状態の音を平均律といいます。

純正律は、平均律の音程を微妙に高くしたり低くしたりしたときの音を言います。

例えば、ドとソをの二つの音を平均律で同時にならすと音はうねります。
それが、純正律で鳴らすとうねらなくなり響きが増していきます。

(これを体感するには、ハーモニーディレクターで聴けますよ!詳しい人に聴かせてもらってください)

 

そして、吹奏楽やアンサンブルでハーモニーを作るときは、純正律で演奏することになります。

これを知らずに、ハーモニー練習しても美しいハーモニーにはならないので覚えておいてくださいね!

 

 

 

【基礎知識】

 

1度、3度、5度と聞いてわかる方は、次の章に進んでくださいね!

〇度というのは、音程間隔のことをいいます。凄く簡単ですよ。

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例えば、上の楽譜のようにドレミファという音符が並んでいて、
ドだけでは1度。
ドとレの間隔は2度。
ドとミの間隔は3度、そしてレとファの間隔も3度となります。

そしたらドとファの間隔は?

ドレミファと言いながら指で数えると簡単ですね!4度です!

 

 

ここまで理解できたら次は、和音で考えます。

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 読めますか?下からド・ミ・ソですよね!

これが基本の和音になります。和音には、たくさん種類がありますが、この基本が理解できると大丈夫です。
その他の複雑な和音は、練習しているうちに身に付きます。

 

上の楽譜のドを根音、ミを3音、ソを5音とよびます。

音程間隔では〇度でしたが、和音では〇音になります。
数え方は同じですので呼び方が変わるんだということだけ理解しておいてください。

 

そして和音の面白いところが、上の楽譜では長調の3和音(長3和音)ですが、ドとソはそのままで、ミ(3音)だけを半音下げると短調の3和音(短3和音)になります。

 

 

この基本の長3和音と短3和音の純正調で合わす方法を説明します。
それでは、ここからが重要になるので、よく覚えておいてくださいね! 

 

長3和音
  • 根音は、チューナーで針を真ん中に合わす
  • 5音は、少し高め
  • 3音は、少し低め

 

短3和音
  • 根音は、チューナーで針を真ん中に合わす
  • 5音は、少し低め
  • 3音は、少し高め

この2種類の音程のとり方だけ必ず覚えておいてくださいね!

 

 

【練習方法】

説明が長くなってしまいましたが、ここから練習方法になります!
ここでは、パート練習での練習方法で説明します。ただ、2人以上いれば楽器が違っていても練習できるのでやってください。
もし途中でわからなくなったら、先ほどの説明を読み返してみてくださいね!

 

1声に出して歌う

ハーモニー練習の基本です!
楽器を吹いてハーモニーを合わすときに大切なことは、音程、響き、音のスピードになります。
これを楽器でいきなり合わすのは大変なので声で合わす練習です。

 

練習方法はAさんがド、Bさんがソ、Cさんがミを歌います。
順番は、根音(ド)5音(ソ)3音(ミ)の順番で「アー」もしくは「マー」で伸ばして歌っていきます。

そしてAさんは根音なのでチューナーを見て正しい音程で歌います。
BさんCさんは、音がわからなければ音のなるチューナーなどで音程を覚えて歌います!

 

意識することは、BさんCさんは、音程を高めや、低めばかり気にせずにハモらすことです。人間の凄いところは、ハモらせることができると自然と純正律になっています!

 

この歌練習を、パートでのハーモニー練習の時、曲練習の時に取り入れてみよう。
やったことのないパートは、確実にハーモニーが良くなりますよ!

 

 

2B:durだけで練習

吹奏楽の楽器では、Bの音が基準になります。

まずは、基準のB:durだけパートで完璧にマスターしよう!

パートが3人の場合、B(根音)、F(5音)、D(3音)の順でロングトーンで積み重ねていきます。次の①~⑤のポイントを意識して練習しましょう!

ポイント
  • ①音程を合わす
  • ②バランスを考える
  • ③スピードをそろえる
  • ④響きをそろえる
  • ⑤ブレンドさせる

この5つ全て出来ると美しいハーモニーになります!

①は、まずBとFを完璧にハモらすことです。方法は、BもFも両方ともチューナーで真ん中を狙って吹いてみます。すると、うねっていることがわかると思います。

 

この状態では、平均律で合わしているので美しくありません。
つぎは、Fの人が少しずつ音程を高くしていってください。すると、うねりが消えて響きが急に増すポイントが出てくると思います。

 

この響きです!!


この5度の響きのポイントがつかめると、あとはその響きを覚えるだけ!
ただ、「合っているかわからない」「うねっているかわからない」など最初はあると思います。その時は、Dを吹く人に聴いてもらって練習しましょう!

 

ここまできたら、次は3音のDが入ります。
やり方はFの人と同じです。Dの人も、まずはチューナーで真ん中を狙って吹いてください。そこから、少しずつ音程を下げてポイントをつかみましょう。

 

 

 

 ②「バランスを考える」では、和音を吹くときの基本的なバランスがあります。
根音:5音:3音のバランスは4:4:2くらいが理想になります。ただ注意しなければいけないのが、3音は周りより弱く吹きますが弱すぎると良いハーモニーになりません。あとは、何度もやって美しいと思えるバランスを探してみてくださいね!

 

 

③「スピードをそろえる」では、息のスピードを意識することです。
ただ、これは少し難しいので慣れてきてからでいいです!

例えばBとFの人が同じ音量で吹いたとしましょう。しかし息のスピードはFの人のほうが速いと思います。音域が上がると息のスピードは上がりますよね。このために、Bの人はスピードを上げる必要があります。

音量だけでは、美しくならないのでスピードも意識してみましょう。

 

 

④「響きをそろえる」例えば声で歌う時も同じですが「アー」と歌う人と
「マー」と歌う人が同時に歌うと、どうなるでしょうか?

良い響きにはならないですよね。
楽器でも根音を吹いた人の響きを合わしていくことが大切です。

 

 

 ⑤「ブレンドさせる」ここまでこれば、最後はブレンドさせることです。
例えばカルピスの入ったコップを思い出してください。時間がたてば原液がコップの底に下がり分離してしまいますよね。
これは、イメージするしかないですが1つの音になるようにみんなで意識しましょう。

 

 

3教則本で練習

2の練習で基本のB:durのハーモニー感覚がつかめると、あとは応用です。

教則本でも、コラール集でもなんでもいいです。
ゆっくりなテンポで、吹いたり、時には声に出して歌ったりして楽しんで練習しましょう。ハモれるようになると、凄く楽しくなりパートとしての1体感が増しますよ!

 

 

4曲練習

今練習している曲で、パートとしてハーモニーの箇所(リズムの箇所)をゆっくりロングトーンで合わせていきます。
その時に大切なことがあります。パートメンバーみんなで、1つ1つのハーモニーを、どの音が根音、5音、3音というのをすべて楽譜に書いていくようにしましょう。

そして1つ1つのハーモニーを2の練習で合わせましょう!

 

*実は吹奏楽で全国大会に出場しているようなバンドは、みんなが徹底して1音1音ハーモニーを合わせています。私も1小節のハーモニーを合わすだけで1日の練習すべて使ったりしていました。泣
でも、それだけするから魅力のある美しいサウンドになります!

 

 

 

【最後に】

美しいハーモニーの作り方でしたがどうでしたか?

音楽をやっていくうえで、魅力的な音、サウンドというのは限界がないものですよね。
「なんで、こんなに美しい響きがするんだろう?」って感じたことがあると思います。

感じるということが、人間の心を豊かにし音楽家として成長することにつながります!

ぜひ、これからも人の心を魅了する音楽を目指して頑張りましょう!

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

ご意見、質問などあれば気軽にお声かけくださいね!

 

 

 

 

吹奏楽部のパートリーダーって大変です!【お悩み解決】

悩み
  • 「なりたくないのになってしまった」
  • 「パート練習がやりにくい」
  • 「合奏でよく怒られる」

パートリーダーの皆さん、本当にいろいろと大変ですよね。

この記事では、このような悩みを解決します。

私も様々な思いの中パートリーダーを引き受けている生徒を見てきました。
全国にはこのような悩みの人がたくさんおられると思い、少しでも全国のパートリーダーの方が前向きに楽しく活動出来たらなと思い書いています。


ぜひ、最後まで読んでくださいね!

 

こんにちは、ポジティブ先生です。

私の紹介をしますね。

私は、トロンボーン奏者として活動していました。現在は、中学校の教師、吹奏楽部の顧問をしています。吹奏楽コンクールでは、関西大会金賞受賞。今は、生徒たちと全国金賞を目指して取り組んでいます。

 

 

「吹奏楽部のパートリーダーって大変です!」

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【パートリーダーとは?】

先に言うと、パートリーダーとは、やはり責任のある凄く重要な立場です。
パートの延長が、合奏!パートがまとまっていなければ良い合奏にはならない


そのこともあり、パートリーダーに一番求められるのが

パート練習を仕切ってパートとしての精度を上げる練習をしなければならない。

 

さて先輩が引退してまず決めるのがパートリーダーですよね。
パートリーダーには、どのようになられましたか?

  • パートに同級生が1人だから。
  • 顧問の先生や先輩からすすめられたすすめられた。
  • 立候補した。
  • じゃんけんで負けた。(これはないかな?)

など、さまざまな条件でなられていますよね。
また、やりたかった、やりたくなかった色々な気持ちでされていると思います。

 

しかし、パートリーダーをすることによってメリットもたくさんあります。

 

メリット
  • 人を教えることによって、自分にプラスになる。
  • 人前で話すのが、得意になる。
  • 後輩から信頼されるようになる。

など、これ以上にもたくさんあります。

ただ、これを感じられるのは引退するときです!

 

「え!?引退まで長い。」って思われましよね。

 

大丈夫ですよ!次の章でどうすれば解決するのか、引退まで前向きに頑張れるのか説明しますね。

 

 

 

【パートリーダーの悩み解決!】

 

1注意したことを聞いてくれない後輩、同級生がいる

 

大変ですよね。あきらめましょう!!(笑)嘘です。

 どこのパートでも、このような人はいますよね。
聞いてくれない原因はいろいろあります。

まず聞いてくれないのは何故なのか考えることです。そして大切なことは、注意する前に自分ができているのか確認することです。

 

ここで、自分はできていない。口だけになっていると思ったならば、それを直せばいいだけです。

 

難しいのは、自分は正しいことを言っている。しかし、聞いてくれない場合です。

例えば、家で親から注意されることありますよね。それが、毎日のように続いたらどうですか?


とにかく最初は、練習の話題をせずに関係のない話をしましょう。もちろん、練習中にそんなことをしたら他のパートや先生からの目線が怖いと思います。

 

今までは、休憩時間や楽器を吹かない場面で仲の良い友達とばかり話をしてたのであれば、こちらから一歩でも寄り添い世間話をすることが大切です。

 

まずは、仲良くなることです。なかには、気の合わない人がパート内にいるかもしれません。

 

自分は、「人見知り」「嫌われてるんじゃないかな」と思っている人。

ここで、もしあなたが一歩、歩み寄れたら関係は良くなること間違いありません。

あせる必要はありません。ただ、人は自分が変われば変わってくれます!

 

 

 

2自分のほうがヘタ

 

パートリーダーなのに後輩のほうがうまい。泣

このような状況ってあると思います。
もちろん、楽器は上手いに越したことはありません。

 

しかし大切なことは、自分はどのようなパートにしたいかをパートメンバーに伝えることです。そして、自分の技術に自信がなければ一生懸命練習している姿をパートの人に見せることです。

 

そしてパート練習では「私は、見本にはなれないけど良いパートにするためにみんなで意見を言ってね。」という雰囲気を作っていくことが大切です。

「私がパートで一番上手くなければいけない」と思わないことです。
その時点で、あなたは楽器も部活も嫌になってしまいます。

 

後輩は、あなたが一生懸命な姿に尊敬をします!上手い人より、一生懸命頑張れている先輩のほうが、魅力的で尊敬されます。

 

 

 

3音程が合わない

 

音程というのは、チューナーでみんなが合えばOKていうものではないですよね。

まずは、パートメンバー全員が正しいチューナーの使い方をすることです。

参考までに貼っておきます。

 

www.positive-teacher.com

 そのうえで、簡単に音程が合いやすい方法は歌うことです。

歌うことにより、周りの人の音をよく聞き取れるようになります。

ただ、普段から歌う習慣がない場合は小さい声でもいいので、今から合わそうとしている音程をみんなで歌うようにしてみましょう。

 

今後、ユニゾンの合わせ方、ハーモニーの合わせ方など詳しく記事にしていきますね。

 

 

 

4全然吹けない後輩がいる

 

とことん付き添って教えてあげるようにしましょう。

いくら教えても、吹けなかったらイライラしてくると思います。

 

しかし大切なことは、1人の後輩について一緒に悩み一緒に練習することで、その子にとってあなたは、誰よりも信頼できる最高の先輩になっているはずです。

 

そして仮にすぐにうまくならなくても、一緒に悩んだことで自分の技術にもプラスになります。それ以上に、顧問の先生や、他の部員から尊敬され信頼されることは間違いありません。

 

 

5合奏で注意されてばっかり

 

これは本当につらいですよね。私も顧問をしていて同じパートに注意する時すごくつらいです。

しかし、それだけ合奏で重要な部分を担っている。また、期待されているから注意されるんですよ。

そして、このパートリーダーがいれば注意しても凹まずにパートメンバーを引っ張って頑張ってくれると信頼しているから注意します。

ぜひ、合奏でみんなをビックリさせる最強のパート作りをしてくださいね!

 

 

 

 【最後に】

パートリーダーの悩みを5つ書きましたが、もっとたくさんありますよね。

ここには書きませんでしたが、この記事にたどり着いたように辛くなったら先生、親、同級生に相談してくださいね。

様々な意見を聞くことで自分の考えは豊かになっていきます!

この記事を読んでくださったパートリーダーの人に忘れてほしくないことがあります。

 

忘れないで

今、パートで悩んでいることは、あなたの成長のためにあります。

なかには、嫌いな人、苦手な人のことで悩んでいるかもしれません。

しかし、その人たちのおかげで、あなたは成長させてもらえます!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

どんどん更新していくので、よければ読んでくださいね!

吹奏楽部の部長さんのお悩み解決!

こんにちは!ポジティブ先生です。

部長になって悩みは絶えませんよね!

今回は、多くの部長さんが悩まれている解決方法と心得を記事にしています!
記事を読んで、少しでも気持ちが楽に、また解決してくれたらと思います!

 


「吹奏楽部の部長さんのお悩み解決!」

 

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【悩みがあって当たり前】 

 

 

みなさんは、どのように部長になられましたか?


部員から推薦、もしくは顧問の先生から指名されたなどあると思います。
そして部長になったからには、頑張ろう!という気持ちでスタートしたと思います。

しかし、人の上に立つ立場というのは悩みもたくさん出てきますよね。
そして「私にはむいていない」「もう無理。やめたい」という気持ちになります!

それは、部活のことを一生懸命考えて頑張っている証拠で当たり前のことです。
そして部長をしている、ほとんどの人が通る道です。

ただ、部長にはそれを乗り越えたときにしか経験できないことがあります。
その代表的なものを紹介します。

 


・たくさんの仲間と引退する前の最後の合奏(本番)で、1つになった時の喜び、感動を経験できる。
これは、部長以外でも感じますが、部員と部長の感じ方は全然違います。

 


・人間性が磨かれる
たくさんの部員をまとめることで、今の自分から1歩も2歩も成長できる。

 


・たくさんの人から信頼される人になれる。
これは引退するときに感じることができます!ただ今は、逆に嫌われているように感じることのほうが多いと思います。

 

【お悩み解決 】

 

それでは、私が部活動で指導してきた中で、今までの部長が悩んでいた代表的なことを同級生編、後輩編で解決していきたいと思います。

 


同級生編

 


1こっちの指示を聞いてくれない人がいる。

同級生では、必ずと言っていいほどこういう人はいます。
まずは、なぜ聞いてくれないのか考えてみましょう。

自分は正しい指示を出しているのに聞いてくれない場合に考えることは

・自分は、普段その人に対しての態度はどうなのか?
・自分自身、その指示をできているのか?口だけになっていないか?
・その人は、ほかに重大な悩みを抱えていないか?

など、考えてみましょう。
同級生だと「私のことが嫌いなんだ」と思ってしまいます。
もしそうであっても、こっちの態度が変わると相手も変わってくれます。
一番ダメなのは、この人は何を言っても無理だと決めつけてしまうことです。

部長として大事なことは、どんな人でも大切に思い接することです!
人を大切に思える人は、人からも大切に思ってもらえます。


少し視点を変えて接することで何か変わってきますよ。
それでも無理な場合は、顧問の先生や、副部長に相談してみよう!

 

2練習しない人がいる


まず練習するように注意する場合は、自分自身がしっかり練習できているのか考える。
もし、自分にも練習できてい時がある場合は、注意せずに自分を正す。


次に注意をする前に、なぜ練習できないのか聞いてあげよう。練習に集中できない何らかの理由があるはずです。


よくあるのが、「後輩のほうが上手くて練習すのが恥ずかしい」「いくら練習しても上手くならない」など。


頭ごなしに注意するのと、聞いてあげるのとでは全然違います。
それでも練習しない場合は、部長としての思いを伝えるのも一つです。

 


3陰で人の悪口や愚痴を言っている


1・2でも書いたようにまずは聞いてあげることが大切です。
しかし、そんなことでなおるよう人なら、悪口や愚痴は言っていないと思います。
このような問題を解決するには部活全体で取り掛からないとなおりません。


部長としてできることは、とにかく聞くこと。
ただ、自分の悪口や愚痴を言っている人であれば聞くことも困難ですよね!
その場合は、1歩下がってほっておきましょう。気にしなくていいです!


どれだけ素晴らしい人が上に立っても悪口や、愚痴を言う人はどの世界にもいます。
あとは、顧問の先生に任すことです!

 


4楽器の技術が他の部員より劣っている


そんなこと気にする必要ありません!大切なのは、練習にどれだけ真面目に取り組めているか。他の部員は、部長の態度を見ています。

楽器は上手だからといって威張っている部長より、下手でも一生懸命練習している部長のほうが何倍も魅力的で信頼できる部長です。


後輩編


1敬語や挨拶ができない人がいる


敬語や挨拶は生活の基本で大切なことなので、全員がしっかりできてほしいですよね。
こればかりは、根気強く言い続けるしかないです。

ただ、顧問の先生も言われていると思いますが、なぜ敬語、挨拶が重要なのか理由をしっかりと説明してあげることです。

 


2パート練習がうまくいっていない


楽器の上手な後輩によくあることですね。
誰でも、1度は人より上手に吹けると天狗になるときがあります。そして先輩より上手に吹けると大変です。そのパートリーダーはパート練習がしにくくなり困り果てます。


そういう場合は、パートリーダーの人とよく相談をしてパート練習の仕切る人を、その後輩にしてもらうことです。


そうすることで仕切る大変さを感じることになり態度が変わります。
しかし、その後輩だけにさすと嫌がると思うので、先輩後輩関係なくパート員全体で日交替にすることです。

 



3部活辞めたい


入部したけど、「やりたい楽器にならなかった」「練習がしんどい」など、いろいろな理由で辞めたいと言う後輩は出てきます。


その時に、部長としてできることは、聞くことと自分の体験話をすることです。
例えば、「自分も辞めたいと思っていたけど、こんなことがあって辞めずに頑張れている」など今になって感じていることなど話をしてあげよう。


ただ、部活は入るのも辞めるのも基本は自由なので強制することだけはやめておきましょう。


後輩が決断することなので、自分ができる最大限のことをしてあげよう!

以上、よくある悩みでしたが毎日のように様々な悩みが出てきます。その時に、次の章で大切なことを書いておくので覚えておいてくださいね!これだけでも、かなり解決策が見えます!

 

 

【部長としての心得 】

 


1練習に真剣


同級生や後輩は、部長がどれだけ練習を真剣に取り組んでいるかを見ています。誰よりも真剣に前向きに練習しましょう!


2人間性を磨く


人の上に立つ立場の人は、いつも自分磨きをすることです。人間として魅力的な人には自然と人はついていきます。魅力的な人になるために、自分磨きを!

 


3一人一人の人を大切に


人を大切にして、人の悩みを一緒に悩めること、これができる部長には自然と人は集まります。自分が困ったときには、たくさんの人が助けてくれます。

 

 

 

4一人でも本気


例えば、「コンクールで勝ちたい」と思っていても、周りの部員との温度差がある。
最初はそれで当たり前です!


「私は、このメンバーでコンクールで勝つ!」って決めて行動していくと、最初は自分だけかもしれませんが、共感してくれる仲間はどんどん増えていきます。

 



5ミーティング


部活でもめ事が起こった場合は、顧問の先生にお願いをして生徒だけでミーティングをしよう!ちょっとした誤解でもめることが多いです。

話し合うことで部員一人一人の思いが分かり解決することはたくさんあります。

 


6時間を守る


時間を守れない人は、信用されません。
もちろん「部活の練習には1番に来る」などは是非率先してやってみよう!


また、練習~休憩~練習の時間をあやふやにしない。休憩時間は、部員と話をしていると楽しく時間を忘れやすくなります。それでも、時間に厳しくしよう!

 

 

【最後に 】


このように部長になるとたくさん悩みは出てきますね!
この記事に書いた悩みなんて、ほんの一握りでしかありません。

今回は自分で解決する方法を書きましたが、困ったら友達や顧問の先生、家族に必ず相談してくださいね!人の意見を聞くことで人は成長できます。
一人で抱え込まないようにしてくださいね!

でも、引退するときには辛かったこと、楽しかったこと、全てが良い思い出となって一生の宝物になることは間違いありません。

これからも、最高の部長を目指して楽しみましょう!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

楽器の上達に必要なメンタル5選!【上手くなりたい人必見です】

悩み
  • 「本番緊張して練習の成果がでない」
  • 「周りの目が気になって練習に集中できない」
  • 「最近なかなか上達しなくて困っている」

こんにちは!ポジティブ先生です。

吹奏楽部の方、楽器を演奏されている方、練習をしていてこのような悩みにぶつかることはありませんか?


解決するには、練習方法も大切ですがメンタルが凄く重要です。


今回の記事では、楽器の上達に必要なメンタル5つを紹介します。今より、上達することは間違いありません!ぜひ、最後まで読んでみてくださいね!

 

 

 

 

「楽器の上達に必要なメンタル5選!」

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【メンタルって必要?】 

メンタルとは、精神面(心の持ちよう)です。!

メンタルは必要か?結論から言うと、メンタルはスポーツ選手や演奏家にとって凄く重要です!

音楽の世界では、演奏技術とメンタルは5:5でないといけないと言われます。
技術にばかりこだわっていてもダメだし、メンタルばかり気にしていても楽器は上達しません。良い演奏につなげるためには、演奏技術とメンタル面のバランスが大切になります。

私たちは、楽器を演奏する時に悩むのが、本番で「自分の練習成果が発揮できない」また「緊張して思うように演奏できない」ような状態を誰もが経験します。
その時に、メンタルが弱いからダメだとか、もっとメンタルを強く持たなければいけないと思うようになります。
ただ、やみくもにメンタルを強くしようと思っても心の中から変えないと難しいです。

 

 

 

【メンタル5選】

それでは、具体的に楽器の上達に必要なメンタル5選を紹介します!
楽器の上達に、直結するので是非意識して練習していってくださいね!

 

1プライドを捨てる

プライドは、普段の楽器の練習には必要ありません。必要なのは本番の時だけ!

何事にも通じますが、プライドほど上達の邪魔になり、自分の成長を妨げるものはありません。
例えば中高生の場合、部活でみんな(特に後輩)がいるところで練習するときに、「上手に吹けなかったらヘタだな~と思われてしまう。」、「頼りない先輩だと思われたりしたらどうしよう。」と変な意識をしてしまいます。

この状態で毎日練習すると、内容の薄い練習になってしまったり、楽器がたのしくなくなってしまいます。

また、同級生から上達するための良いアドバイスをもらっても、素直にきけなくなってしまいます。

ヘタだから練習する!上手くなりたいから練習する!

今は上手くなくても、このような意識で練習している人を見たらどう思いますか?

誰の目も気にせずに、目標に向かって本気で練習している人が一番輝いているし信頼できる人になります。

本番では、「自分は、これだけ練習してきた!」というプライドだけを持てると、緊張はしますが、緊張が自信に変わってきます。

自分に自信を持ち、プライドを捨てましょう!

 

 

2ライバルは自分!

「あの人より上手に吹きたい」「あの楽団より強くなりたい」など、思うことは大切かもしれませんが必要ありません。

もし、その人や楽団を超えたらどうしますか?

一番強い敵は、自分です!

この敵は、すぐに楽なほうにいこうとするし、何かと言い訳を作って自分を正当化しようとする。本当に、強敵です!
これに勝てると、今までライバルにしていた人や楽団は超えていますよ!

ただ、音楽は人を超えることが最終目標ではないと思います。
自分に勝っている人にしか、人に感動を与える音楽はできません。
人の心に響く音楽を奏でていきましょう!

 

 

3平常心

練習の時も、本番の時も常に平常心です!

人は、毎日楽しいことや悲しいこと、辛いことなどあります。
毎日楽器を練習する中で、その日の気持ちによって練習が左右されてしまうと効率が悪くなってしまいます。

そうならないために、練習前にマインドフルネス(後日、記事にしますね)をしたり、楽器を吹くときの練習モードの心に、切り替える癖をつけましょう!

本番では、「音楽は心」という言葉を勘違いしてはいけないことです。

もちろん音楽は心が一番大切ですが、心の入れ方を間違えると自己満足の音楽で終わり、人に不快感を与えかねません。

例えば、楽譜にフォルテの記号があります。だからといって気持ちを込めておもいっきり吹くと大変ですよね!

演奏者の気持ちを伝えて感動してもらうためには、平常心で冷静にお客さんの気持ちになって演奏することが大切です。

 

 

4素直

当たり前のことですが人生にとっても楽器の上達でも、「素直」が一番です!

素直な人は、人からのアドバイスを素直に聞くことができて自分にプラスにしていけます。また、たくさんの人からしたわれるようになります。

そして、素直な人が吹く音色や音楽は人の心に響きます

どの分野でも、一流の人に素直じゃない人はいません!

ぜひ、子どもの頃の素直な気持ちを忘れずに演奏していきましょう!

 

 

5感謝

感謝は楽器の上達とか以前に、人として一番大切なことです。

しかし、大人になるにつれ「自分ひとりでここまで成長した」「ここまで楽器がうまくなったのは自分の努力」など勘違いしてしまうと、自然と感謝の気持ちがなくなっていきます。

人は1人では何もできません。周りの人、家族のおかげで今の自分があります。

そして、音楽は演奏するだけで感謝の気持ちのある人と、ない人では全然違います。

普段から、感謝の気持ちを言葉にできなくても、感謝の気持ちをもって練習してていくことが大切です!

感謝の気持ちを持てると性格が変わる。性格が変われば言葉が変わる。言葉が変われば音が変わります!

 

 

【最後に】

今回の記事は、メンタルについて最低限必要なことを書きました。

メンタル5選
  • プライドを捨てる
  • ライバルは自分
  • 平常心
  • 素直
  • 感謝

私が感じていることでもありますが、楽器の上達、人の心に響く音楽をするために必要最低限のことです。

「音楽はウソをつかない!」

人の心を動かし感動させる音楽を奏でるためには、自分自身の心を磨き続けることが大切ですね!

これからの、皆さんの練習にプラスにしてもらえたらと思います!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


効率よく上達するには練習ノートがオススメです!【吹奏楽必見】

疑問?
  • 「もっと内容の濃い練習をしたい!」
  • 「練習時間とれないから効率の良い練習法を知りたい!」
  • 「最近、調子の悪い日が続く。なぜ?」

こんにちは!ポジティブ先生です。

今回は、このような疑問を解決するための練習ノートの書き方の紹介をします。

これをするだけで、練習効率は確実にアップします。

 

それでは、本題です!

あっ!練習ノートを作るにはお気に入りのノート1冊とペンを用意してくださいね~!

 

 

「効率よく上達するには練習ノートがオススメです!」



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【練習ノートとは】

 

練習ノートについて説明します!

これは、楽器をやっている人以外でも、スポーツの分野で活躍されている方も、よく使われています。そのくらい重要で、書く前と書いてからの練習は全然違うものになります!
楽器をされている方、もっと良い練習をしたいと思われている方にオススメです!
ここでは、メリットとデメリットについて紹介しますね。


メリット

・自分で書いたものを毎日書き毎回見返すことができる。

・自己分析ができて自分のその日の気分で練習することがなくなります!

・自分の上達が目で見てわかるので練習のモチベーションUPにもつながる。

・練習時間の使い方が上手になる。

・楽器がうまくなる!

 

デメリット

・ノートとペンにお金がかかる。

・練習後に書かなければいけない。

 

メリットは、これ以外にもノートを書いているうちに出てきます。そして、デメリットは、ここに書いた2つくらいで思いつかないくらいないです。

 

 

 

【書き方】

 

それでは、書き方の説明をします!1つ1つ説明するので、何かにメモをしながら読むか、また読み返してくださいね!

 

1 日付・天気

え!?天気もって思われた方も思います。実は、楽器は天気によって湿度なども変わるため全然違います!最初はわからないかもしれませんが、自分の調子とリンクしている場合もありますよ。

 

2 練習場所

これは、そのままですね。練習場所は毎日同じな方が多いと思いますが、場所によって自分の気分、音の響き方など変わってきます。記録しましょう!

 

3 コンディション

その日の体の調子を書きましょう。自分の練習とどう関係があるか分かってきます。
例えば、体調が良くないのに楽器の調子が良い時などあります。
理由は、「体調が悪いほうが体にいらない力が入らなかった。」などあったりします。

 

4 睡眠時間・食事

「こんなことまで!」って思われた方!これは、楽器練習に直結しますよ。前日の睡眠時間や、食べたものはきろくしておきましょう!

例えば、コーヒーを飲んだ後に練習をするとどうなるか?ニンニクを食べた後は?
など自分でわかるようになり、本番前に何を食べると良いのかわかってきます。

 

5 ウォーミングアップの時間割

例えば
ロングトーン〇分(〇:〇~〇:〇)
リップスラー〇分(〇:〇~〇:〇)
タンギング〇分(〇:〇~〇:〇)
スケール〇分(〇:〇~〇:〇)

 

など書き方は自由ですが、時間配分はわかるように記録しておきましょう。

もう少し、この練習時間を増やそうとか削ろうとかわかってきます。

 

6 曲練習

・曲名

・速さ

・どのような練習をしたのか

・できない箇所(〇小節~〇小節)
これを書くことによって、自分の好きなフレーズばかり練習することがなくなり、練習効率がUPします!

・音楽用語

書く場所は、自分で好きなところに書くと良いですが、わからない音楽用語をメモっておくのもオススメです!書くだけで覚えやすくなります。

 

7 良かったこと・悪かったこと

1日の練習を振り返り、自己分析してみましょう!

悪かったことがない日は、年に数回です!自分で感じたことを、素直に書いていきましょう。

 

8 明日の課題

今日練習して、練習内容で改善したいことや曲の中で重点的に練習したい場所を明確に書いておくことで明日の練習が、今日より良くなります!

 

9 勝つ

これは、1番重要かもしれません。「勝つ」とノートに書けるだけ書く!
最低10回くらい。ノートの見栄えが悪くなると思われる方は、声に出して言うようにしましょう。これは、人に勝つのではなくて、自分の弱い心に勝つです。
例えば、難しい練習していると、「もう無理」って思い自分の弱い心に負けることってありますよね。
この、「勝つ」を書きまくることにより自分の潜在能力が高まり勝てるようになります!ぜひ、だまされたと思ってやってみてください!変わりますよ~

 

 

【最後に】

練習ノートの書き方でしたが、お分かりになられましたか?

書き方の補足として、1~4と5~8はノートの上下に区切ったりして書くと見やすくなります。

ここからは、吹奏楽部に入っている人に向けての話になりますが、私は部活動でも生徒に毎日書くように言っています。そして今紹介した書き方を基本に日記を書いたり好きなようにアレンジして書くように言っています。
ある生徒は、「毎日のお母さんとのやりとり」「晩御飯のメニュー」「人間関係で悩んでいること」「友達の良かったところ」「部員の似顔絵」など様々なことを書いています。

楽器(人として)の成長に大切なことは、まずは人に言われたことを積極的にやってみる。そして、自分なりのオリジナルを作っていく。その過程で色々考えるようになり、自分の力になります。

 

これからの練習に、自分の一生の宝物となるノートを作っていってください!

 

最後までお読みくださりありがとうございました!もっと人のためになるブログを書けるよう勉強していきます。

 

 

 

【吹奏楽部必見】リズム音痴は必ず治ります!

悩み
  • 「先生や先輩からリズム音痴と言われる」
  • 「リズムはわかるけど、曲を吹くとずれてしまう」
  • 「リズムがわからないから、部活やめようかなー」

こんにちは!ポジティブ先生です。

今回は、このような悩みを解決します。

私は、これまでたくさんの生徒をレッスンや部活動で見てきました。そして、このような悩みを抱えた生徒が今から紹介する練習方法でリズム音痴が治りました。
ぜひ今悩まれている方や、後輩で困っている人がいたら教えてあげてください。

 

 

それでは、本題!

 

「リズム音痴は必ず治ります!」

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【リズム音痴とは】

 

吹奏楽をしていると、必ず「リズム音痴」という言葉が出てきますね。
特に中高生の場合は、小さい頃から音楽(ピアノ)などをしている人もいれば、音楽に触れたことがあまりなく部活で音楽を専門的に始める人もいます。

そうなると、リズム感の良い人、苦手な人が出てきます。そして、苦手な人は「リズム音痴」と言われたり、自分で決めてしまったりしています。

その「リズム音痴」には2つのタイプがあります。

 

1.演奏していて、自分のリズムが合っているかわからない

 

2.自分では、リズムが周りの人と合っていないのはわかるけど合わせられない

 

大きく分けるとこの2タイプになります。

1のタイプは、例えばメトロノームをかけて手拍子すると自分の手拍子がずれている。それがわからないような人です。

2のタイプは、自分で自覚できている状態です。

こう見ると、もちろん症状を見ても1の人のほうが治すのには時間がかかります。

ただ、私が見てきた生徒でも1のタイプの3人ほどでした。もし1のタイプの方がおられても安心してください。これから紹介する練習方法で治ります。

 

 

 

【練習方法 基礎編】

 

1 歩いて手拍子

みなさん、歩くときにリズムを無意識に左右均等に刻めていますよね。
(もしケガをしたりしている方がおられたらすいません。)

まずは、歩いている状態で足が地面に着いたときに手拍子をしましょう。
これが難しい人は、その場で足ふみにして、手拍子を繰り返し練習してください。

 

 

2 メトロノーム練習

1ができるようになってきたら、メトロノームを使って手拍子です。
速さは、やりやすい速さでいいです。

ここで、大切な注意があります。楽器を吹くときも同じですが、メトロノームを使う時は目で針を見てリズムを合わさないことです。その練習をしてしまうと、何回練習してもリズム感は良くなりません。

コツを書いておくので忘れないようにしてくださいね!

 

①メトロノームの音をじっくり聴く

②そのリズムの速さを覚える

③リズムを心の中で刻む(リズムに乗っている感覚をつかむ)

④手拍子をして楽しくリズムに乗って叩く

 

 メトロノームに合わそうとするのではなく、リズムに乗って叩くことを優先してください。最初は、合わなくて当然です!もし近くで聴いてもらえる人がいれば、自分の叩いているリズムは速くなっているのか、遅くなっているのか教えてもらいましょう。

 

3 曲を聴く 

好きな曲でいいです。それがなければ、おすすめはマーチ(行進曲)を聴いてください。聴き方は、メロディーは聴かずに、打楽器や低音楽器のリズムを聴くことです。

そのリズムに合わせて、手拍子をしましょう!
これができたら、もうリズム音痴ではないですよ!

曲を聴いてリズムのとれない人の多くは、メロディーばっかり聴いてしまっています。
とにかく、リズム楽器の音だけ聴いてくださいね!

 

 4 友達と

友達や部員の人に手伝ってもらって手拍子練習。

 

①友達に手拍子をしてもらって、それに合わす練習。
(目で友達の手を見て合わせてはだめですよ!ノリを大切に!)

 

②友達に手拍子をしてもらって、裏拍を叩く。
(これは、かなり難しいので遊びのつもりでやってくださいね!)

 

 5 リズムゲーム

今は、スマホでもリズムゲームがありますね!自分の好きなリズムゲームをするのもオススメですよ!

 

 

 

 

【練習方法 曲編】

 

次は曲編です。基礎編はできるけど、曲になるとできない。または、楽譜に書いてあるリズムが理解できない人は今から紹介する練習をしてください。

 

1 楽譜のリズムを手拍子で叩く

楽譜を演奏する時は、楽器の奏法のことや音のことなど考えることがたくさんあります。そのために、リズムがおろそかになってしまいます。

まずは、楽譜を見て手拍子でリズムをとる練習をしましょう。

 

2 楽譜のリズムを歌う

1ができたら、次はドレミ(階名)をつけて歌ってみましょう。
その時に、音程は気にしなくていいですよ。

 

3 真似をする

1・2ができない人は、とにかく人のマネをしましょう。
先輩や同級生にリズムがわからないところを吹いてもらい、とにかくマネをして覚えましょう。それができたら、楽譜を見て自分で理解するようにしよう。

(これは、私が教えてきた生徒にも多かったです。1年もすれば、しっかり理解して人に教えられるようになっていますよ。心配しなくて大丈夫!)

 

 

4 言葉を入れる

これは、3連符や5連符の時に1拍の中に均等に刻むのは凄く難しいですよね。

これを、簡単にできる方法です!

例えば3連符の場合は「イ・チ・ゴ」、5連符の場合は「コ・イ・ノ・ボ・リ」など言葉を自由に決めてメトロノームをかけて言う練習をしましょう!

これができたら、あとは楽器で練習あるのみです。

 

 

 

 【最後に】

 

様々な練習方法を紹介しましたが、どの練習においても「私はリズム音痴」だという苦手意識をとってから練習することです。「私はできる!」と信じてください。

そして、楽しみましょう!練習すればするほどリズム感は鍛えられていきます。毎日の練習で自分の成長を楽しみましょう!

また、後輩ができたときに「このような練習をしたらできるよ!」と、自分が経験したことを伝えられるようになります。これは、最初からリズム感が良い人にはできないことです!

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

今後も、吹奏楽でのお悩み解決や、音楽全般について更新していきますね!