ポジティBlog

吹奏楽部入門!楽器の練習方法やメンタルから人間関係向上方法など。私の経験も含めてのブログです!

吹奏楽部の楽器はどうやって決めるの?【新入部員の方必見です】

疑問
  • 吹奏楽部に入部すると、好きな楽器選べるのかな?
  • 友達と同じ楽器ってできるのかな?
  • どんな楽器があるんだろう?

こんにちは、ポジティブ先生です。

新入生の皆さん、今年度はコロナの影響で入部が遅れていますが、そろそろ入部の時期になってきましたね。

ただ、今年度の全日本吹奏楽コンクールは中止。今のところ地域によっては楽器がまだ吹けない、または部活動の再開はできない地域もあります。

1日も早く、通常通りの学校が再開して部活動も開始してほしいですね。

それでは、今回は吹奏楽部に入部しようと考えられている新入生の方に、冒頭に書いた疑問を解決します。



「好きな楽器を選べるのか?」という疑問だけ先に結論を言っておきます。

答えは「微妙」なんです。

 「え!?好きな楽器できないなら入部やめよ」って思わないでください。
最後には、好きな楽器ができる秘密の方法をお教えしますね!

今から紹介することは、学校によって多少違うところもあるので「このような感じなんだ」と思ってもらえると嬉しいです。 

 

 

それでは、本題です。

「吹奏楽部の楽器はどうやって決めるの?」

 

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 【仮入部】

 

それでは「仮入部」の紹介をします。

中学校でも高校でも、たくさん部活動がありますよね。そして、どの部活動に入るか悩んでいる人もいます。

この仮入部期間に、いろいろな部活動を見学して3年間やってみたい部を決めることになります。(仮入部期間は、学校によりますが2週間~1月ほど)

 

「吹奏楽部」の仮入部では、どのようなことをするのか説明します。

吹奏楽部の仮入部
  • 全ての楽器を吹いていく
  • 先輩と会話する
  • 活動内容の説明を受ける

このようなことを、仮入部期間に経験することになります。

全ての楽器を吹いていくことになりますが、もしやりたい楽器が決まっていても、どんどん積極的に吹いていきましょう。

この時に、たくさんのパートの先輩と話をすることもでき仲良くなれたり、楽器の特徴や吹き方も知れることになります。

この時に先輩や顧問の先生は「あなたが、どの楽器に向いているか」を見てくれています。

 部活動の内容(活動時間・曜日)など、疑問に思たことは聞き忘れないようにしましょう。

活動内容など、参考に貼っておきます。

 

www.positive-teacher.com

 

 

 

【本入部】

 

それでは、入部届を提出してからの話をします。
入部して最初にすることが、「楽器決め」になります。

冒頭に、やりたい楽器ができるかは「微妙です」と書きましたが、なぜなのか説明しますね。

吹奏楽は、編成というものがあります。
例えば、部員数50名の場合、クラリネットは9人、トランペットは5人など、全体のバランスの都合で、だいたい人数は決まっています。

もし、あなたがクラリネットを希望する場合、2・3年生がクラリネットを何人やっているか、そして新入生のクラリネット希望者が何人いるかが問題になってきます。

この場合、両方の人数を足して9人以内なら、希望のクラリネットに決まります。
ただ、人数オーバーすると「微妙」になってしまいます。

あともう一つが、学校が貸し出せる「楽器の数」も問題になります。
自分で購入する場合は別ですが、楽器がなければ希望の楽器はできないですよね。

それでは、どのように決めるか説明します。

決め方
  • ①やりたい楽器の第3希望くらいまでを紙に書く
  • ②人数オーバーの場合は簡単なオーディション
  • ③先輩や先生が相談をして決定する

この順番で決めることになります。

やりたい楽器の希望は、学校によって第3希望ぐらいまで聞かれると思います。
仮入部の時に、いろいろな楽器を吹いておくことが大切です。

そして簡単なオーディション。
「え!?」って思われた方、大丈夫ですよ。ただ楽器に息を入れるだけです。


そして先輩や先生が、あなたの吹いているときの姿、アンブシュア(口の形)などを見て決められます。

第1希望の楽器になれたら嬉しいと思いますが、なれなかったら悲しいですよね。

もし希望の楽器じゃなくても、それぞれの楽器にはたくさんの魅力があり、練習しているうちに必ず好きになります。

どうしても好きになれるのか不安なら、先輩たちに聞いてみてください。
みんな自分の楽器が「好き」と言いますよ。

「そんなこと言ってもな~」と思われた方、1カ月だけ練習してみてください。
必ず気持ちは変わっています。

 

【楽器の紹介】

吹奏楽で使われる楽器の魅力を紹介します。
どのような楽器があるのか知ったうえで部活動の見学に行かれると良いと思います。

今回は、どこのバンドでも使われる楽器を簡単に紹介するので参考にしてください。
(大編成で使われるような楽器は今回紹介しないので、経験者の方で自分の楽器が入ってない場合は許してくださいね)

 

《木管楽器》

ピッコロ・フルート

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吹奏楽で一番高音の出る楽器です。

この写真はフルートでピッコロはもっと小さな楽器になります。

主にメロディーやソロが多い楽器です。そしてビブラートの音色が魅力的です。
吹奏楽の座席では一番前かクラリネットの後ろになります。

 

クラリネット・バスクラリネット

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吹奏楽のメロディーパートの代表と言えばクラリネットです。
オーケストラでいうと、ヴァイオリン的な役割をしています。
また吹奏楽の編成の中で人数が1番多いパートで、最前列に座っていることが多いです。

 

アルトサックス・テナーサックス・バリトンサックス 

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 一般の方に人気の、誰もが知っている楽器です。
楽器の種類が豊富で、吹奏楽ではソロから伴奏まで幅広く活躍します。
また、木管楽器の中では1番大きな音が出ます。

 

《金管楽器》

トランペット

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金管楽器の中で、一番高い音を担当します。
主に、メロディーが多くトランペットの音でバンドの実力が変わるほど存在感が大きな楽器です。

 

テナートロンボーン・バストロンボーン

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トロンボーンの魅力は、何といってもスライドです。
スライドには目印などなく、全て自分の耳で音程をとって演奏します。
また、吹奏楽ではハーモニーを中心にメロディーから伴奏まで幅広く活躍します。 

 

 ホルン

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ホルンは、よく「かたつむり」の形に似ていると言われています。
吹奏楽では、伴奏からメロディーまで活躍します。また吹奏楽の楽器で1番難しい楽器とまで言われています。ただ、それだけ魅力的な音が出せます。
ホルンのグリッサンドを聴くと、誰もがホルンに憧れます。

 

 

ユーフォニアム

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「響け!ユーフォニアム」という小説で凄く有名な楽器です。
とにかく音色が反則なくらい柔らかく温かい魅力的な音がします。
吹奏楽では、メロディーや対旋律などで活躍します。

 

チューバ

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管楽器の中で1番大きな楽器です。
主に伴奏を担当します。吹奏楽ではお父さん的存在感で、縁の下の力持ち。
チューバがもしバンドの中にいなかったら曲は成り立ちません。


パーカッション

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パーカッション(打楽器)は、スネア(小太鼓)、BD(大太鼓)、グロッケン(鉄琴)
シロフォン(木琴)、マリンバ、ビブラフォン、ティンパニ、ドラム、シンバル、
トライアングルなど、これ以外にもたくさん楽器の種類があります。
吹奏楽のリズムだけでなく、メロディーから伴奏まで何でも担当します。

 

【最後に】

吹奏楽部の楽器の決め方は、伝わりましたでしょうか。
冒頭にも書いた通り、吹奏楽では希望の楽器ができるとはかぎりません。

ただ、吹奏楽には楽器の種類がたくさんあります。
もし第1希望じゃなくても、自分に縁のある楽器だと前向きにとらえてくれると嬉しいです。そして1カ月は、その楽器を練習してみてくださいね!好きになりますよ!

最後に私の経験談ですが、実は中学生の時トロンボーンをやりたくて入部しました。しかし、当時身長が130センチしかなかった私は、トロンボーンは厳しいと言われてトランペットになりました。
もちろん、吹いていくふちにトランペットが大好きになりましたが、「どうしてもトロンボーンをやりたい」と思い、2年生になってから顧問の先生に相談しました。

すると、「コンクール出場できないかもしれないけど、それでよかったらやってもいいよ」と言われて、トロンボーンにかわりました。
(コンクールは、なんとか出場させてもらうことができました)

このようなパターンもあるので参考にしてください。

 

最後に、やりたい楽器のできる「秘密の方法」を紹介します。

・もし楽器を買ってもらえるなら「今後、『やりたい楽器〇〇』を買います!」と言う。

・仮入部の時に、やりたい楽器の先輩に「この楽器どうしてもやりたいです!」とアピールしておく。

・一緒に入部する部員に「私は、この楽器を希望する」と言っておく。
(すると、ライバルが減るかも・・・)

 

 ただ、「どうしてもやりたい楽器がある」場合に使ってください。
何度も言うように、どの楽器もたくさんの魅力がありますよ。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。