吹奏楽初心者が「新しい楽譜」をもらったらやること5選【効率UPです】
こんにちは!ポジティブ先生です。
吹奏楽部に入部して、どのくらいたちましたか?
まだ数カ月の方もおられると思います。
初心者の方は、楽譜をもらっても読むだけで大変ですよね。
今回は、初心者の方が効率よく練習するために、新しい楽譜をもらったら最初に何をするかを紹介します。
この記事を読み終えて実行すると、確実に練習効率はUPします。
ぜひ、最後まで読んでくださいね。
最初に、私の自己紹介を貼っておきます。
それでは、本題です。
「吹奏楽初心者が『新しい楽譜』をもらったらやること」
【新しい楽譜】
新しい楽譜をもらったら、嬉しいですよね!
そして、このように感じませんか?
- 「メロディーあるかな?」
- 「難しくないかな?」
- 「このリズム意味わからないな」
メロディーの書かれている場所がわかると、そればかり練習してしまって、苦手な個所は先輩にまかせる。(これは、私がそうでした)
また女の子なら、自分の好きなキャラクターの絵を楽譜に書いたりしていませんか?
もちろん、そのようにすることは悪いことではありません。
楽譜を好きになり、大切に扱うことは凄く大切なことです。
そして、新しい楽譜もをらって喜べる人は、練習の仕方次第でもっとうまくなれます。
【練習方法5選】
それでは練習方法5選を順番に紹介します。これは初心者の時だけではなく、この先ずっと役に立つ練習方法になるので覚えておいてくださいね!
1家でやること
- ①音楽用語を調べる
- ②デモ音源を聴く
- ③歌ってみよう
楽譜は、可能なら毎日持って帰ることが望ましいですが、もらった日だけでも必ず持って帰りましょう。
①まず最初は、楽譜にでてくるわからない「音楽用語」を調べてみましょう。そして調べるだけでは忘れてしまうので楽譜に書き込んでくださいね。
②それができたら、楽譜を見ながら「デモ音源」をYouTubeやCDなどで聴いてみよう。
それだけで、曲のイメージをつかむことができたり、自分のパートの音を集中して聴くことになるので耳もよくなります。
③最後に、音源をかけたままでもいいので自分のパートを歌ってみよう。
可能なら、簡単な個所だけでも指を動かしてみよう。自分の楽譜の理解が深まります。
この3つを、家でするかしないかで、今後の練習効率は変わってきます。
(周りの人が、楽譜を家に持って帰っていなかったらチャンスです!周りの人より上手くなれますよ!)
2初見で吹いてみる
楽譜をもらって、学校ですぐ練習できる場合は、この2番からやってくださいね。
初見というのは、「初めて見ること」という意味です。
楽譜を初めて見て、どれだけ吹けるか挑戦してみましょう。ただ、次の3点は必ずチェックしてから吹いてみてくださいね!
- ①拍子の確認
- ②調号・臨時記号の確認
- ③テンポの確認
①最初に、拍子(何分の何拍子)を確認しましょう。
曲の途中で、拍子が変わっていないか確認をしておかないと、急に拍子が変わると混乱します。
②次に調号(楽譜の最初に書いてある♯や♭)の数と、曲の途中での臨時記号の場所を確認して頭に叩き込みましょう。
③最後はテンポ(曲の速さ)の確認をしてください。ただ、初見で吹くときは、やりやすいテンポでいいですよ。
ここまで確認できたら、最初から吹けるところまで練習なしで吹いてみましょう。
そして初見で吹けるような箇所は、吹けない箇所ができてから練習すればいいので、どこの箇所が吹けたか覚えておきましょう。
3ゆっくりテヌートで
テンポは楽譜指定の倍くらいで、ゆっくりなテンポで音量は吹きやすい音量、そして全てテヌートで練習してみましょう。
曲の最初から最後まで基礎練習でロングトーンをしているときの意識で、「息の流れ」を感じながら、無理に力んだりしないように練習しましょう。
この時の注意として、曲を吹いているイメージじゃなく、基礎練習のイメージです。多少リズムが崩れてもいいので、とにかく「息の流れ」を意識して、響きのある音でゆっくり吹いてください。
これが楽にできるようになると、楽譜のアーティキュレーション(アクセント・スタッカートなど)でテンポを速くして吹いても、良い音、良い奏法で吹くことができるようになります。
4難しいリズム
曲によって違いますが、もし難しく理解のできないリズムがあれば1拍ずつ、分解して考えてみましょう。
その時のコツは、まずタイがついていても、ないものとして考えてみてください。
じっくり、自分で手拍子をしながら1拍ずつリズムがつかめるようになると、後はつなげるだけです。
1つのフレーズをまとめて見ないようにしましょう。それだけで「難しい」と感じてしまいます。
それでもわからないリズムがある場合は、デモ音源を聞いたり、先輩に吹いてもらって覚えましょう。
5難しい箇所
最後に、一番大切な方法です。
どうしても初心者の方に多いのが、吹ける箇所や好きな箇所は、吹いていて楽しいのでたくさん練習してしまいます。
そして、苦手な箇所の練習量が少なくなってしまいます。
実は、これが上手になる人と、ならない人との大きな差になります。
- ①楽譜にチェックを入れる
- ②覚える
- ③繰り返し練習
まず楽譜の難しい箇所を〇でも何でもいいので、目立つようにチェックを入れておきましょう。
そして、その箇所の音を覚えてしまいましょう。
後は何度も何度も練習です。また、基礎練習に分解して取り入れてもいいですよ。
練習方法は、下の記事に書いています。参考までに貼っておきます。
【最後に】
新しい楽譜をもらったら、何をすればいいか伝わりましたか?
実は、このようなことを理解して練習するのと、しないのとでは楽器の成長に大きな差が出てきます。
ぜひ新しい楽譜をもらったらやってみてくださいね。
最後に、曲によって「好きな曲」「嫌いな曲」があると思います。
もちろん、嫌いな曲を好きになることは簡単なことではありません。
しかし、今後の楽器人生の中で1つ1つの楽譜を「好き・嫌い」で分けて考えてしまうことは、もったいないことです。
楽器の練習では、「嫌い」「苦手」という意識は上達の妨げになります。
ポジティブにとらえて、これからの練習頑張ってくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。