歌うってなに?表現力はどうやって磨くのか【吹奏楽初心者必見です】
- 「合奏で歌いなさいと言われるけど意味がわかない」
- 「私は、表現力がないな~」
- 「感情をこめて吹くってどうやって?」
合奏で「歌いなさい」と注意されたけど、意味が分からなくて困っている人、表現力のつけ方が知りたいなと思われている人が今読まれていると思います。
この記事では、このような悩みを解決します。
「歌うって何?表現力はどうやって磨くのか」
【歌うとはどういうこと?】
みなさん、「歌いなさい」と言われても意味わかりませんよね。
その気持ちよくわかります。
初心者の方は疑問に持たれることが多いと思います。私もそうでした。
結論から言うと、自分の気持ちや思いを音で表現するということです。
例えば、ドラマを見ているときを思い出してみてください。
役者の人が、セリフに感情をこめて演技をされていますよね。
もし、セリフに感情が入っていなくて棒読みだったらどう感じますか?
面白くなく、見る気もなくなりますよね。
音楽の表現も、これと同じです。
それぞれの曲にあった表現をすることが「歌う」ということになります。
そして、初心者の方に覚えておいてほしいことがあります。
伴奏(ハーモニーやリズム)を演奏するときも、「歌う」必要があります。
それについては、次の章以降を読んで歌えるようにしましょう。
【表現力を磨くためには】
音楽の表現力を磨くには、経験が必要になります。
それは楽器だけの経験だけではなく、人生経験も必要になってきます。
それじゃ、初心者には無理じゃないかと思われた方、大丈夫です!
音楽の表現力の磨き方はたくさんあります。
ここでは基本的な表現力を磨く方法を紹介します。
1音楽を聴く
どんなジャンルの音楽でもいいです。今は、CDじゃなくてもYouTubeなどで聴けます。
聴けば聴くほど、耳はこえて表現力も身につきます。
おすすめは、オーケストラや弦楽器、もしくは自分の演奏している楽器のソロを聴いてみましょう。
聴き方のコツとしては、どのようにメロディー・伴奏を演奏しているか。
何度も聴いていると、その表現の仕方が自然と自分のものになってきます。
2声に出してうたう
今、練習している曲を、音程は気にしなくていいのでハミングをしたり、カラオケに行っているつもりで声に出して歌ってみてください。
楽器で音楽を表現しようと思っても、吹き方ばかりに意識がいってしまいますよね。
声に出して自由に歌ってから楽器を吹くと表現しやすくなりますよ。
3上手な人と吹く
先輩で楽器を演奏するときに、体が自然に動いて表現力のある演奏をする人がおられると思います。
その先輩にお願いして一緒に吹いてもらいましょう!
すぐに、「歌う」コツをつかめると思います。
4好きなメロディーを吹く
例えば、ジブリとかでもいいです。ゆったりとした曲で、自分の好きな曲を自由に吹いてみましょう。
コツは、鼻歌で歌ってから楽器で吹く。これを繰り返してください。
自由に、何も考えずに吹くことが大切です。
【歌い方のコツ】
それでは、具体的にどのように歌うのか紹介したいと思います。
ここに紹介することを実践できると、合奏で周りの人から「すごく表現力のある演奏ですね!」って言われるようになります!ぜひ覚えてくださいね!
1臨時記号を大切に
楽譜を見るとメロディーでも伴奏でも曲の途中で臨時記号(♯・♭)が使われていますよね。
実は、これがすごく重要な音なんです。
臨時記号は、音楽的に意味がってつけられています。
臨時記号を少し強く吹いてみてください。自然と曲に流れができたように感じられませんか?
どの曲でも臨時記号が出てきたら、感情をこめて少し強く吹いてみましょう!
自分でも驚くほど、表現力UPです!
2音が上がるとクレシェンド?
曲は、音が高くなるか低くなるかの連続でできています。
音符が高い音に向かっていくときは、クレシェンド。逆に低くなっていくときは、デクレシェンドをしてみてください。
凄く自然に表現できたかと思います。
ただ、曲によって高くなる時にはデクレシェンド、低くなる時はクレシェンドのほうが合っている場合もあるので吹き比べて試してくださいね!
3長い音符の吹き方
これは、少し難易度が高くなります。
実は、長い音符は機械のように音量は一定ではありません。
必ず微妙に強くなっていたり弱くなっていたりします。
楽譜に長い音符が出てきた場合、自分でどちらも試してみてください。
もしわからなければ、周囲の友達や先輩にどちらがいいか聞いてみましょう!
(目に見えないくらいの変化ですよ!やりすぎると変になります。泣)
4速さを変える
例えばソロの場合です。初心者でソロを吹くことは少ないかと思いますが。
1つのフレーズを演奏するときに、「最初はゆっくり~途中は速く~終わりゆっくり」
というふうに演奏すると、聴いている人を引きつける演奏ができます!
ただ、曲によって変わってきますので知識として覚えておいて損はないです。
ぜひ、上手な人のソロを聴くときに意識してみてください。
5大げさに
表現をすることが、何となくわかってくると大げさに表現することです。
楽器は、自分では表現しているつもりでも、意外と聴いている人には伝わりにくいです。
可能であれば、スマホの使える場所で録音して聴いてみるといいですよ。
【最後に】
「歌う」ってどういうことか伝わりましたでしょうか?
音楽は、人や楽団によって同じ曲を演奏しても全く違った曲に聴こえます。
それだけ「歌う(表現する)」ことは大切になります。
ただ勘違いしてはいけないのは、人の心に響く音楽は自分の気持ちだけで表現しても伝わりません。
例えば、熱い気持ちで演奏するからといって、すべてフォルテで吹いた音楽を聴いてどう感じますか?
演奏しているほうは、気持ちの入った良い演奏ができたと思ってしまいますが、聴いているほうは苦痛ですよね。泣
音楽をいろいろな面から考えて曲を構成する必要があります。
ただ、これは吹奏楽でいうと指揮者の仕事になります。
(音楽のつくり方については、詳しく記事にする予定です。)
まずは、「歌える」ようになることを目標に楽器生活を楽しんでくださいね!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。