連符や速いフレーズが吹ける!7つの練習方法【吹奏楽お悩み解決】
- 「曲を練習していて、難しい連符が出てきた。無理だ~」
- 「連符の効率の良い練習方法ないかな~」」
- 「ゆっくりなテンポから練習しているけどできないよ~」
この記事では吹奏楽でよくある、このようなお悩みを解決します。ぜひ、これからの練習に取り入れてみてくださいね。
こんにちは!ポジティブ先生です。
管楽器を吹いていて、どの楽器でも必ずできない連符が出てきて悩みます。
今回は私が今まで教わったこと、またその中で生徒に教えてできるようになった練習方法の紹介をしていきます。今から紹介する練習方法で、どんな連符も必ず吹けるようになります!
それでは、本題です!
「連符や速いフレーズが吹けるようにる7つの練習方法」
【連符の意味】
簡単に説明すると、全音符を半分にすると2分音符、2分音符を半分にすると4分音符、4分音符を半分にすると8分音符、それを半分にすると16分音符・・・。全て割り切れて細かい音符になっていきます。
3連符や5連符などのように連符は、それ以外の割り切れない数で分割するときに用いられるのを連符と言います。
【練習する前に】
速いフレーズや連符を練習する前に、管楽器はタンギングができなければ演奏することができません。(すべてスラーの場合は別)
そのために、シングルタンギング・ダブルタンギング・トリプルタンギングの練習を毎日しましょう。もちろん金管楽器だけでなく木管楽器でもです。
シングルタンギング
シングルタンギングのコツはこちらに貼っておくので、よければ読んでください。
ダブルタンギング
ダブルタンギングの発音は、「TAKATAKA」や「TUKUTUKU」になります。
これも、シングルタンギングと同様に練習が必要ですが、実は簡単にできるようになる練習方法があります。
その練習方法とは、「TAKATAKA」で練習するのではなく「KA」だけ、もしくは「KU」だけで練習してください。
この楽譜のパターンで、スケールもしくは半音階をしてください。
(テンポは遅くてOKですよ)
最初は、発音がモゴモゴしてハッキリした発音になりません。
毎日積み重ねることによって、シングルタンギングと変わらないくらいの発音になってきます。コツは、シングルタンギングの時より息の量を増やすことです。
トリプルタンギング
トリプルタンギングは、「TUTUKU」や「TATAKA」などです。
これは、曲によってシングルタンギングのほうが合っているのか、トリプルタンギングのほうが合っているのか使い分けて演奏します。
速さだけではなく、均等に吹けることが重要になってきます。
練習のコツは、楽器を持っていないときに、声を出して「TUTUKUTUTUKU・・・」と声に出して練習することで楽器で吹いたときに均等に吹けるようになります。(ただ、たくさんの人の前で言っていると大丈夫かなという目で見られますよ)
【練習方法】
それでは、練習方法を説明します。すべての管楽器に共通する練習方法ですが、わかりやすくするために、ト音譜表の簡単な楽譜で説明します。ここで紹介する練習方法で今できない楽譜を使い練習してみてくださいね。
1 同じ音で練習
まずは、B♭の音で楽譜のリズムをすべて同じ音で練習しましょう。もしこの時に、楽譜のリズムが吹けなければ先に進めないので基礎練習の延長だと思い必ず練習しましょう。コツは、曲練習という意識じゃなく、基礎練習だと思うことです。
2すべての音で練習
次は、上の楽譜でいうと下のド~上のドまでを、1と同じように練習してください。
この時に吹きにくい音があったら、繰り返し練習しましょう。また、毎日のタンギング練習で重点的に練習しましょう。
3前から増やす
1・2の練習ができたら、前から1音ずつ増やしていきましょう。メトロノームを使い、できる速さから1パターンずつ何度もやりましょう。
「ドレ」できたら「ドレミ」。「ドレミファ」「ドレミファソ」・・・
4後ろから増やす
3の練習をやって、まだ難しければ次は後ろからです。これの練習は、かなり効果的ですよ。「ドシ」「ドシラ」「ドシラソ」「ドシラソファ」・・・のように、何度も練習してみましょう。
5息と指(スライド)で
次は、音にばかり意識を向けずにフィンガリングやスライディングに意識を向けましょう。練習の仕方は、音を出さずに楽器に息だけを入れタンギングと指(スライド)を動かす練習をします。その時に注意することを書きます。
・いらない力が入っていないか。
・指(スライド)が次の音に移るときに迷っていないか。
・息が止まらずしっかり流れているか。
・音の移り変わるタイミングで指(スライド)とタンギングが合っているか。
以上を意識しながら、練習してみましょう。
6リズム替え
上の楽譜のように、リズムを変えて練習しましょう。その時のコツは、次の音に移るときに素早く指(スライド)を動かせるかが大切なので意識して練習しましょう。
7言葉を当てはめる
例えば5連符の場合、メトロノームで四分音符を刻み「ミニトマト・・・」とリズムにあてはめて言ってみましょう。上の楽譜だったら「ミニトマト」4回繰り返しです。言えましたか?凄く簡単ですよね。
楽器を吹くときに、どうしても5連符とか細かい音符が並ぶのを見ると「あ~無理!」って思いますよね。その意識を取り除いて言葉にしてリズムに入れるだけで完璧です!
【最後に】
ここでは、7つの方法を紹介しました。これだけすれば、どんな連符も速いフレーズも吹けるようになります。あと、「7つの練習」に入れませんでしたが毎日全調スケールをすることによって、自然と指やスライドが動きやすくなります。
これ以外にも様々な練習方法があります。自分だけの練習方法を考えるのも凄く楽しいですよ!
これからは、連符や速いパッセージが出てきても苦手意識を持たずに練習していってくださいね!
最後までお読みくださりありがとうございました。