ポジティBlog

吹奏楽部入門!楽器の練習方法やメンタルから人間関係向上方法など。私の経験も含めてのブログです!

音楽高校か普通科の受験に悩まれている方に【音楽高校の特徴】

疑問
  • 音楽の道に進みたいけど音楽高校に行ったほうがいい?
  • 将来プロになりたい!音楽高校に行きたいけど、どんな学校かな?
  • 音楽大学に進路を考えているけど、普通科ではダメなのかな?

誰もが受験の時に、このような疑問が出てくると思います。
この記事では、このような疑問が解決できます!参考に読んでみてくださいね。

 

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こんにちは、ポジティブ先生です。

受験生の皆さん、学校が臨時休校で不安になっておられる方もたくさんおられると思います。
不安でも今しかできないことがきっとあるはずです。不安をなくすには、日々の努力しかありません。
ただ、今この記事を読まれている皆さんは、日々努力をして受験に真剣に向き合い調べている中で、この記事にたどり着いたんだと思います。

今回は、私が音楽高校に行って感じたことや今になって気が付いたことなどを書いています。

 

 

 

 それでは、本題!

「音楽高校か普通科の受験に悩まれている方に」

 

 

 

【音楽高校の特徴】

まずは、普通科と音楽高校の違いを順に紹介していきます。結論から言うと授業内容などは普通科と全然違います

 

1授業内容

・中学校まで勉強してきた教科の時間が減ります。普通科で習う授業内容の3分の1ほどになります。

 

・音楽の授業では、音楽史、オーケストラ、吹奏楽(部活ではなく授業です)ソルフェージュの授業が毎日のようにあります。ソルフェージュは、音楽理論、聴音、新曲視唱など各専門の先生から授業を受けられます。

 

・週に1回、音楽大学の先生から専攻している楽器、副専攻の楽器のレッスンを受けられます。ただ、高校によって多少違いはあると思います。私は、トロンボーンとピアノを毎週受けていました。

 

・これも学校によって違いますが、私の通っていた高校では毎年演奏旅行に行っていました。国内ばかりでしたが、高校生の私にとっては凄くいい経験になりました。

 

2生活面

練習が思う存分できる。学校には個人の練習室があり朝練習、昼練習、夜は22時くらいまで冷暖房完備の部屋で練習できました。

 

・近所に音楽高校がないことが多いと思います。基本は寮、下宿になると思います。
私は、高校1年生から下宿生活をしていました。

 

 

【メリットとデメリット】

私が、感じたメリットとデメリットを紹介します。
私の意見なので、参考までにしてくださいね。

 

1メリット 

・音楽の授業がたくさんあり、普通科の高校から音楽大学進学の場合、毎週のようにレッスンに通わないといけないですが、学校ですべて教えてもらえます。

 

・プロの方からのレッスンが毎週受けられる。また音大生の方との交流もあり、楽器や勉強など教えてもらえます。

 

・学校によりますが、音楽大学と繋がっていて進学しやすくなる。(学校によります)

 

・自分より上手なライバルがたくさんいて切磋琢磨できる。

 

・女子が多い。(でも、これを理由に音楽高校は絶対やめたほうがいい)

 

 

2デメリット

 ・音楽の勉強が中心になるので、普通科の人と勉強面で差がついてしまう。その理由で、途中から音楽以外の道が厳しくなります。

 

・音楽を専門に勉強をしている高校なので部活もなければ、吹奏楽コンクールなどにも出場できない。(今よくある吹奏楽コースなどは別です。)

 

お金がかかる。これは、学校ですべてのレッスンを受けられるので仕方がないことですが、音楽はお金がかかります。

 

 

【音楽高校を受験するには】

ここでは、どの学校でも最低限必要なことを紹介します。

 

・専門楽器が優れている。受験には専門実技のテストがあります。
私の高校では、大きな会場でたくさんの審査員の前で1人、ソロ曲を吹きました。そのために、受験までにプロの方からレッスンを受けていることが望ましいです。受けている人と、受けていない人では全然実力が違ってきます。
私は、中学3年生の時から隣の県にある音楽大学の先生にレッスンを受けていました。
(親に感謝していますが、毎週1回のレッスン料1万5千円くらいでした。)

 

・高校によって違いますが、受験にソルフェージュがいります。楽典、聴音、視唱があります。
私はこれも中学3年生から習い始めました。小さい頃からピアノや音楽に触れたことがない人でも、しっかり勉強すれば大丈夫だと思います。(レッスンは行ったほうがいいですよ。)

・ピアノはある程度弾けたほうがいいです。(ただ私の学校では、バイエル程度しか弾けない人もいたので中学3年生から習っても、何とかなる学校もあるかと思います。)

 

・中学校の音楽の成績は、勿論5段階で5は必須だと思います。他の教科については学校によって違います。

 

 

 

【最後に】

音楽高校の特徴は、伝わりましたでしょうか?

私は今思えば、音楽高校に通えて凄く良かったと思っています。
ただ、私も中学生の時に「絶対にプロのトロンボーン奏者になりたい!」と決意して高校に入学しました。しかし、楽器の壁にぶち当たったときに、「楽器をやめたい。でも、やめたらそれ以外の道がない。」「高いお金を払って通わせてもらっている。」という状況になって苦しんだことも何度もありました。

本当に音楽の道を考えらているなら音楽高校の進学はいいと思います。ただ、「途中で夢が変わるかもしれない。」って思っていたり、「ただ、中学校で周りの人より上手い」からという理由で、音楽高校に進学はお勧めしません。
高校で普通科に進学して、そこで夢をじっくり考えるのも良いと思います。

そして、普通科の高校から音楽大学に進学している方も、たくさんおられます。極端な話、プロの演奏家になるためには音楽大学に行っていなくても実力があればなれます。
「音楽は、実力の世界です。」

 

この記事を参考に、また進路についてゆっくり考えてもらえると嬉しいです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

今後、「楽器全般」「音楽高校で経験したこと」「音楽大学受験について」など記事にする予定ですので、また読んでくださいね!